成蹊学園について

予算2016年度

予算の概要

2016年度予算の概要は、以下のとおりです。

私学を取り巻く環境を見てみますと、今後も少子化による学校間競争は益々激しくなり、私立学校の経営環境は一層厳しさを増していきます。2016年度予算は、概観すると2015年度予算と同様に、厳しい収支状況となります。
その主な要因は、納付金収入が増額するものの、2015度入試で減少した大学入学志願者の増加が2016年度以降も見込めないことより、手数料収入が引き続き低い水準で推移すること、また、補助金収入についても減額が見込まれることなどによります。

事業活動収支予算は、事業活動ごとの収入および支出、基本金組入後の均衡の状態を明らかにすることにより、学園の経営状況を把握するものです。

教育活動収支差額は、納付金、手数料、寄付金、補助金等の教育活動収入141億57百万円と、教職員の人件費、教育研究・管理経費(減価償却額を含む)等の教育活動支出140億62百万円の差額で95百万円となります。
教育活動外収支差額は、預金・債券等の受取利息・配当金等と借入金利息の差額で2億37百万円となります。
特別収支差額は特別収入(現物寄付、施設整備補助金)と資産処分差額の差額で79百万円となります。

基本金組入額は学校運営のために基本的に必要とする建物、機器備品、図書等の取得額(第1号)で、その額は1億68百万円となります。

教育活動収支差額、教育外収支差額、特別収支差額の合計から、予備費、基本金組入額を控除した額42百万円が2016年度の当年度収支差額となる見込みです。

資金収支予算書は、教育研究など学園全体の諸活動に伴う資金の動きが全て網羅されており、予算総額は264億88百万円です。収入の部のその他の収入は、退職金の支払資金及び施設の建設や改修の支払資金等に充当するため、過年度に積上げていた資金の取崩し額です。一方、支出の部の資産運用支出は、施設拡充引当特定資産や退職給与引当特定資産など計画に基づく資金の積上げです。