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【報告】武蔵野市立第三小学校6年生を対象とした理科「土地のつくりと変化」の単元に関する授業

担当者所属:成蹊大学理工学部、成蹊中学・高等学校
担当者名:宮下 敦、保母 禎造     

1.タイトル
武蔵野市立第三小学校6年生を対象とした理科「土地のつくりと変化」の単元に関する授業の実施

2.活動日時・場所
2018年11月22日(木) 12:00 ~ 15:30 および 2018年11月27日(火) 10:00 ~ 15:30
武蔵野市立第三小学校

3.参加人数
武蔵野市立第三小学校 6年生3クラス (約90名)

4.活動内容
小学校6年生理科の「土地のつくりと変化」は、地層、火山もしくは地震の内容を含んでいます。その授業の導入として火山としての富士山について学習しました。 授業では、まず富士山の位置や高さと吉祥寺からの見え方を調べました。富士山の形をスケッチした上で、富士山の噴火史と形の関係について簡単な実験を通じて観察する教材を体験して頂きました。併せて、成蹊気象観測所の観測結果から、良く見える月や見え方の長期変化と都市環境の関係や、武蔵野市の富士塚などの社会科の要素も扱いました。

5.成果と課題
授業後のアンケートは、ほぼ全員が「とても楽しかった」という感想でした。「また来てください」というコメントもありました。成蹊学園の環境教育等についても周知ができ、親しみを持って頂けたと考えらます。今回は、2時間の枠の中で、富士山の湧水等について扱うことができなかったので、展開については一層の工夫が必要と考えられます。本教材は、富士山測候所を利用する会の活動の一環で、実際に山頂施設を見学させて頂いた上で開発したもので、富士山についての理解を深める活動に利用できることが実証できました。

授業の様子

富士山の形をスケッチ

ライトスコープで富士山の砂を観察

富士山の砂で富士山の模型をつくる