成蹊学園インフォメーション

日本経済新聞シリーズ企画 教育鼎談 第3回 教育のグローバル化と成蹊学園の国際教育

Part2   伝統と一貫教育利点を活かした人材育成

成蹊学園では、小学校から大学まで、各段階に応じた体系的な国際理解教育を推進

  • 初等・中等教育段階から海外を体験することが重要

    国際理解のためには知識も大切ですが、初等・中等教育段階からの具体的な海外体験が重要です。早期から留学のチャンスを与えるとともに、生徒自身がユネスコスクールなどに参加することで国内でも外国人と触れ合う機会を得ることができます。同様に、スポーツや文化を通した国際交流も、大切な経験が得られる機会です。

  • 一貫教育の利点を活かしグローバル人材を育成

    成蹊学園では1912年の創立時から英語教育に力を入れてきました。現在では、学園創立100周年を記念して設置された「国際教育センター」と各学校が連携し、小学校から大学までの一貫教育のなかで、留学や国際交流、英語教育などを充実させながら、グローバル人材の育成を推進しています。

成蹊学園の国際教育《日本経済新聞  鼎談広告から》

佐藤
初等・中等教育段階から海外を体験させることが、教育上の重要なポイントになると思います。例えば中高一貫教育は、学習指導要領の重複分を省くことで授業時間を削減し、6年間のうちに留学などの体験に充分な時間をとれることが利点です。その本来の趣旨に立ち戻り、早期に留学のチャンスを与えてほしいと思います。
井上
まさに成蹊中学・高等学校には、海外で1年間を過ごす生徒がいます。成蹊学園は1912年に創立された「成蹊実務学校」時代から英字新聞を読ませるなど英語教育に力を入れてきました。その精神は現代に引き継がれ、成蹊学園創立100周年を記念して学園縦断的な組織「国際教育センター」を設置。初等・中等教育の段階から海外に目を向ける教育を拡充しています。英語の授業は小学校1年生から始め、ネイティブの教員による授業も実施。5年生になると豪州にてホームステイをしながらの体験学習も可能です。中学・高校では米国や豪州への交換留学のほか、英ケンブリッジ大学への短期留学も実施。コロンビア大学やカリフォルニア大学などに進学する生徒もいます。
 成蹊大学では世界11カ国22大学への協定留学のほか、1年次に豪州モナシュ大学へ短期派遣する「サマースクール」や各学部の選抜メンバーが受講する「成蹊国際コース」など、グローバル人材を育成する新カリキュラムが来年度より本格的にスタートします。初等・中等教育において、異文化理解の基礎となる教育は何でしょうか。

井上 智夫

佐藤
知識も大切ですが、具体的な体験が重要です。留学することができない生徒も、ユネスコスクールなど世界的なネットワークに参加すれば、外国人と触れ合う機会を得ることができます。
高井
小学校のクラブ活動を外国人コーチが担当し、英語で指導することも考えられます。子どもは好きなことはすぐに覚えますので、スポーツや文化を通した学習法も検討する価値があると思います。
井上
海外への好奇心を育てる環境づくりが大切ですね。
高井
成蹊大学は1年次に100人規模での短期留学を計画するなど意欲的に取り組んでいます。今後は数値目標を掲げて留学生の派遣・受け入れを増やしていく、また国際関連の学部を設置して1年間の留学を義務付けるなど、さらに国際化への対応を前進させてほしいと思います。
佐藤
成蹊学園は創立当初から少人数教育を実践し、英語教育をはじめ常に海外を意識した教育活動を展開してきました。その伝統に基づいてリベラルアーツの徹底を図る体制が確立されると心強い。それは大学院における専門教育の質的向上にもつながるはずです。
井上
孫子の兵法にいわく「彼を知り己を知れば百戦危うからず」。相手を理解する能力を磨くとともに、自身のアイデンティティーを確立しなければ、グローバル人材として活躍するのは難しいと思います。成蹊学園は今後も100年の伝統とワンキャンパス・一貫教育の利点を生かして、グローバル人材の育成を推進していきます。

成蹊学園における国際教育の取り組み

海外への好奇心はぐくむ 成蹊小学校

成蹊小学校は、学園創立当初から英語教育を取り入れてきた伝統を活かした国際理解教育を基本としています。英語力の向上を目指して1年生の時から行われるネイティブスピーカーの教師による授業と、世界各国のくらしについて興味関心を伸ばす「こみち科の国際交流」の授業で、国際理解のための視野を広げます。また、長年に渡り国際学級で海外の暮らしや文化を知る帰国生を受け入れてきており、現在は混入学級方式によって、子どもたち一人ひとりの視野が広がり、国際感覚を磨けるようになっています。また、英語絵本を声に出して読む「Read Aloud」や「オーストラリア体験学習」を通じて、個々の能力を引き出しながら、グローバルな思考を持つ子供たちの育成をめざしています。

国際的視野獲得のための環境の充実と留学制度 成蹊中学・高等学校

グローバルな社会で活躍できるのは、外国語ができるだけでなく、海外の人とコミュニケーションができ、異なった背景を持つ歴史や文化を理解した上で自らの考えを表現できる人材であると考えています。
そのためには異なる背景を持つ生徒たちが切磋琢磨し、お互いに高めあえる環境が大切です。
海外生活の経験がある帰国生と一緒に過ごす学校生活、留学生の受け入れ、ネイティブスピーカーの教員による英語の教育、国際社会への理解に不可欠な近現代史教育に力を入れています。
また、米国セントポールズ校やオーストラリアのカウラ高校との交換留学、英国ケンブリッジ大学が主催する成蹊高校の生徒のためだけの短期留学特別プログラムがあります。
留学体験や帰国生・留学生との交流で刺激を受け、海外に興味を持つ生徒も多く、国際社会に羽ばたく大切なきっかけとなっています。

国際性豊かな人材育てる 成蹊大学

グローバル化が顕在化した今、問われているのは語学力だけではありません。
文化、歴史、経済など幅広い分野で世界各国や地域の状況が多様であると知り、同時に自身を取り巻く状況を理解して初めてコミュニケーションは成立します。成蹊大学ではそのために必要となる知識や多角的な視野を養い、国際性豊かな人材を育成していきます。
11カ国21大学への「協定留学」、JSAF(日本スタディ・アブロード・ファンデーション)を通じた40を超える大学への「派遣プログラム」、自分で留学先を選択できる「認定留学」の3種類の留学制度、また、コミュニケーション能力の増進に重点を置いた総合的な英語教育「ASSET-PROGRAM」、全学部から選抜された学生を対象とし2015年に設置される「成蹊国際コース」が用意されています。

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