成蹊教育基本理念

学園長メッセージ 

成蹊国際教育の100年

成蹊学園学園長

成蹊学園の国際教育の歴史は、大変古く1912年の設立当初に遡ることができます。しかも、その試みはきわめてユニークであり、21世紀の今日からみても斬新的なものでありました。

同年創設の実務学校の英語教育についてみるならば、実学を重視して読書力、応用力を鍛えようとする、かなりレベルの高い授業が行われていましたし、さらに、1915年に設立された小学校では全学年に英語の授業が置かれ、しかもリスニングを重視し授業中の日本語使用を禁止するなど、現在からみても最先端の教育が実施されていたのです。成蹊の国際教育については、さらに特記すべきことがあります。成蹊ではすでに戦前から帰国生のための特別学級を設置しており、戦後においても全国に先駆けて1964年に小学校と中学校で国際特別学級が開設され、海外での経験を生かした、グローバルな思考を持つ子供たちの育成を積み重ねてきたのです。設立当初からのこうした先駆的な取り組みは、今日の成蹊学園にもしっかりと引き継がれ、さらなる進化を遂げてきています。小学校、中学・高等学校、大学でのここ数年における活発な取組の詳細については、各学校のホームページや学校案内等をぜひご覧ください。


成蹊の国際教育の特徴は、たんに歴史が古いというだけではありませんし、また教育内容がきわめて先駆的であったというだけでもありません。その国際教育は、100年前の時代の画一的な教育の変革を求めて個性の尊重を唱えた成蹊の建学理念に深く支えられていたのです。今日、いかなる社会の市民にとっても、価値観の違いや異文化への理解は不可欠なものでありますが、今なお文化的な同質性が強く、周囲への同調に流されがちな日本の社会では、多様性への寛容を育む国際教育のもつ意義はきわめて重要であるといえるでしょう。成蹊学園では、建学以来の教育理念にもとづき、多くの児童、生徒、学生が、日本とアジア、そして世界の歴史を学ぶことを通じて、価値観や文化の違う他者についての理解を深めることを促すとともに、海外への留学や海外からの留学生との交流を通じて、できるだけ多く他者と実際に接する機会をもつことを促すことによって、互いの価値観や文化を尊重しつつ、理性的に議論しあうことを早くから学ぶことができるよう努めてきました。今後も、このような歴史と伝統を誇る成蹊の国際教育の実践を踏まえて、学園全体でさらなる改革に取り組んでまいります。

メニューページへ戻る

page top