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成蹊教育のいま
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第8回 情報教育
小学校での情報教育
成蹊小学校教諭 木下  英樹(きのした・ひでき) 
プロフィール
1988 年4 月着任
理科専科を経て学級担任。現5年北組担任。
総務主任、算数科担当。
小学校のパソコン導入の変遷

パソコンルームでの一斉授業

 児童用のパソコンが導入されたのは平成十一年度のことですから、もう十年になろうとしています。当時は各教室にLANを引き、Windows2000 ProfessionalをOSとしたパソコンを全学年の普通教室と、各専科教室に一台ずつ導入しました。学園情報センターの支援のおかげで常時接続のインターネット環境が普通教室でも構築できたのは、パソコンルームが主流の当時としては画期的なことでした。
 導入にあたっては「本」のような使い勝手を目指していました。教室には学級文庫があります。図書室に行かなくとも、簡単なことは調べることができました。それと同様にパソコンでも調べられる環境にしたかったのです。パソコンからは電子辞典を閲覧し、映像と音声で調べることができましたし、インターネット上のWEBを検索し最新の情報を得ることができました。特に社会科の学習では、最新の資料を入手するのに効果的でした。
 その後平成十四年度には、都の助成も受けてパソコンルームを設置したりと環境整備が行われ、現在の新本館では三年生以上のワークスペース(廊下)に各学年八台のパソコンを設置し、また図書館にはパソコンコーナーを設け三十二名の児童が一人一台使用できるようになり、ハード面でもたいそう充実してきています。
情報教育で大切にしたいこと
 学校で情報を得ようと思うとき、児童が真っ先に向かうのは図書館です。図書館の蔵書は教員が選んでいるのですから、教員の目でフィルタリングされた本が並んでいるわけです。ですから、本で調べたことがおおむね正しい、誤っていない情報だということとなるのです。ところが、インターネット上での情報は、有害サイトはコンテンツフィルタによって児童のパソコンでは見られないようブロックされているとはいえ、ブログのようにだれもが情報源になり得てしまっている現代では、個人の主張なのか、公共機関や、それに準ずるような情報なのかを見極める力が必要となるのです。インターネットを使って調べ学習をする際は、あらかじめ教員が検索しておいたサイトを見るように選択肢を絞って行うことも重要ですし、児童が自らサイトを見つけた時は、その情報の発信元がどこ(だれ)なのか、いつのことなのかを確かめるよう促したり、複数の情報を探して吟味させたりする必要があるのです。
新しい情報活用方法を学ぶために
 簡単に欲しい情報が手に入る時代ですから、大人は情報の渦に子どもたちが巻き込まれないよう守ることが大切です。そういった意味では「与えない」という選択もあるでしょう。 
ワークスペースでの調べ学習
 しかし、いずれ巻き込まれてしまうことは否めないのですから、正しい情報を得る、誤った情報に左右されない練習を学校という守られた場の中で積むことは、重要な学びだと考えます。 
 また、情報を得るだけでなく、児童が自らの情報を発信することもリテラシーを向上させる上では効果的です。委員会活動で発行している校内新聞をより広く伝えるための手段としてのホームページ作成も今後は挑戦させてみたいと構想しています。

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