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第23回 キャリア教育学
キャリア教育を通して卒業後の人生を考える
成蹊教養カリキュラム常勤講師 鈴木 賞子(すずき しょうこ)
プロフィール
企業で人事(採用・教育)と広報を8年間担当。その後、出版社に転職しあらゆる業界約200社の採用を中心とした人事業務のディレクションにあたる。4年間勤務した後、大学院に進学。
経営・組織と人的資源論を学ぶ。企業や行政機関でのマネジメントやモチベーションなどに関わるさまざまな支援をし、4年間の成蹊大学経済学部客員教授を経て、現在は教養カリキュラム常勤講師(専任)。
就職雑誌での学生向け記事の連載(3年間)や新聞でのビジネスマン向けの連載(5年間)実績。テレビ・雑誌・新聞への登場多数。ラジオで3年間パーソナリティを務めた。
大学における「キャリア教育」
 最近、授業の一環として「キャリア教育」を取り入れる大学や高校が増えています。キャリア教育と言っても、その内容はさまざまです。大学に限って言えば人生を考える、進路選択、インターンシップ、就職対策、などが中心です。
では、なぜこのように教育の現場でキャリア教育が必要になったのかと言いますと、在学中(大学三年生後半)に始まる進路選択・就職活動では、十分な知識や情報がないままに選択や決断をしなければならないからです。
 最近は一般企業だけでなく、公務員や教員にも短期間で辞めたり休職したりする人が増えてきました。そのような現状の中で、大学生活において勉強や部活動に取り組む中で社会に関心を持ち、少しずつ働くことや職業意識などについて理解を深めてゆき、広い視野で進路選択に役立ててほしいというのが「キャリア教育」の狙いの一つです。
成蹊大学におけるキャリア関連科目

「キャリアセミナー」のプレゼンテーション

 私は現在、キャリア関連科目を担当しています。専門は「人的資源論(HRM)」ですが、もともと企業の人事担当であったこともあり、大学院で研究した後に、企業での経験も生かして、雇用問題や若者の就業意識などの研究もしています。最近は留学生の積極採用をする企業も多くなり、「日中比較」の調査を進めています。
 大学での現在の担当科目は「キャリアプランニング」「キャリアセミナー」「インターンシップ関連科目」です。
 「キャリアプランニング」は講義&グループワーク中心の授業です。内容は会社組織や働く選択肢を広げたり、社会で何が起きているのかを理解したりコミュニケーション力をつけたりすることが目的です。「キャリアセミナー」はグループワークが中心で、調査や新しいビジネスを興したりする、好奇心を大事にした授業です。現場に行ったりアンケート調査をしたり調べるプロセスでさまざまなことを知り、問題意識も生まれるようです。まさに私が大事にしている「現場力」がここで育まれます。
 「インターンシップ」は一般企業や行政機関で三年生の夏休みに職業体験をするものですが、授業ではインターンシップの体験が有意義なものになるように準備と体験後のフォローをしています。


キャリアは作っていける
 もともと「キャリア」は、これまでのさまざまな経験や職業体験から身についた知識やスキルなどと言われています。しかし、キャリアはこれからも作ってゆけるものです。それは、大学生活のさまざまな経験(授業、部活動・サークル活動、ボランティア、アルバイト、旅行など)なども、目標を持った取り組み方次第で得られるものは多いということです。
 卒業までに身につけたいことや克服したい苦手なことなどを意識すれば、その機会を得られる場が大学生活にはたくさんあると思っています。そのサポートを「キャリア教育」を通じて伝えていきたいと常々考えています。
≪著書≫

「就職力 7つの黄金法則」(講談社) 2003年11月出版

「就活力 企業が求める5つの力50の行動」
(ライブドア パブリッシング)2005年10月出版

「現代経営学・再入門」(同友館)
2010年6月出版
※共著(「第7章/雇用と人材育成」を担当)

「大学生活・就活・キャリアがよくわかる本」
(同友館) 2012年11月出版

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