気象観測実習

成蹊学園では,旧制高校(大正時代)から気象観測実習が実施されてきています.「自然を精密に測定するということは自然科学の大切な基礎である」という考えに基づいています.このことは,現代の理科教育においても,その価値を失っていません.成蹊中学校では,中学1年次に全員,成蹊気象観測所の施設を使って,気象観測を体験してもらう実習を行っています.案内役は,成蹊気象観測所の観測員です.

戻る
気象観測開始
12:45(時間厳守)
クラス番号順に3人一組でチームを作って観測します.地学準備室で記録用紙を受取り観測開始.雨や雪が降っていても中止することはありません.
雲量など空の観察
林園(雑木林)の北側にある露場(ろじょう=観測用の芝地)で雲の量や種類を観察して,天気を決めます.本当はもっと視界の開けたところで観測するのですが,時間が限られているのでこの場所で実施しています.
雲量=0,1を快晴,雲量=9,10を曇,その間を晴といいます.
気温と相対湿度の測定
百葉箱の中の乾湿計を使って気温と相対湿度を測定します.
百葉箱を開けたら,中の温度に影響が出ないように注意して,すぐに測定する必要があります.目盛りは0.1℃まで精密に読み取ります.乾球と湿球の示度(読み取った温度)から,換算表を使って相対湿度を計算します.
風向・風速の記録
気象観測所に戻って,自記記録計からデータを読み取ります.
まず,屋上に設置してある風向風速計(ダイナベーン)から.風向は風が吹いてくる方角を16方位で,風速は10分間の平均風速を記録します.
気圧計の読み取り
アネロイド式気圧計から,現地気圧(hPa)を読み取ります.
グラフへ記入
廊下に掲示してある気象観測のグラフに,観測したデータを書き込みます.中学1年生全員でリレーする形になります.1年間観測すると,気温や気圧が周期的に変化をしたり,気圧と天気の関係などが読み取れるようになります.
感想を書いて終了
13:00
百葉箱の中を初めて見た人,毎日の気象観測の大変さが分かった人などいろいろな感想が出ます.

戻る
Copyrights@成蹊高校地学研究室