• 久保 菜摘さん

    私立日本大学第三高等学校出身
    物質生命理工学科4年(2015年1月取材時)

  • 理工学部
    物質シミュレーション研究室

部活動で使用したカーボン製の矢が研究テーマのきっかけに

学業とキャンパスライフの両立ができ、理工学部だけではなく、全学部が同じ敷地にある成蹊大学を選びました。部活動のアーチェリークラブでは女子のリーダーを経験したり、他の学部の人とも知り合えたりと、希望どおりの充実した4年間を過ごすことができました。

研究テーマを見つけたきっかけも部活動にありました。カーボン製の矢を使った時に、この素材に興味を持ったことから、カーボンから成るグラフェンシートを用いた半導体デバイスの開発を研究テーマに選びました。

グラフェンシートは、炭素からできた物質であるため、そのままでは電気を通してしまいます。電気を通さない窒素とホウ素でできたシートをグラフェンシートに重ねて圧力をかけることで半導体の性質を持たせられないか検討しました。シート同士の距離や重ねる枚数を変えたり、窒素とホウ素のシートに穴をあけたりと、条件を変えながら、物質の変化を調べます。ナノサイズの世界なので、これらをコンピュータのシミュレーションで解明していくわけです。圧力をかけただけでくっついたりねじ曲がったりといった、肉眼では見ることができない微小な世界のさまざまな構造を見られるのは大変面白く、また自分が考えた計算で想定通りの結果が出たときは、達成感がありました。また半導体デバイス用の開発という実社会に役立つ研究に携われたことは、大きなやりがいにつながりました。

物質シミュレーション研究室

コンピュータシミュレーションを使って、量子効果を利用したナノサイズデバイスの基礎的研究を行っています。また、頭脳の働きをコンピュータ上で再現したニューラルネットワークを使って、衛星からの地球観測画像データを解析していきます。

関連ページ・サイト