ゼミ・研究室紹介
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研究テーマ アメリカの内政と外交

アメリカの内政・外交を通し平和や倫理を深く考察

法学部 政治学科 西山隆行 教授

正解のない課題に論理的な解を見出す

アメリカは多民族・多宗教の国家。人種差別や経済格差など深刻な問題を抱えながらも、例えば9.11同時多発テロのような危機に直面すると、国民が星条旗のもとに強く団結する一面があります。ゼミ(演習)では、こうした多様性を統合するアメリカの研究を通し、平和や倫理について政治学的に考えています。「政治学的に考える」とは、多様な考えを現実に即したひとつの結論に集約すること。平和や倫理に関する議論を抽象性の高い理想を掲げて終わらせることなく、正解のない課題に対して、多くの人が納得できるよりよい解を論理的に導き出す力を身につけてほしいと思います。

法律学科 写真01
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自分なりの研究結果をわかりやすく伝える力

ゼミでは、研究結果の表現と議論を重視。発表では、学生がそれぞれ興味をもったテーマについて考えたことを述べ、みんなで議論します。私が配慮しているのは、学生では思いいたらないであろう視点やアプローチを提示することだけ。議論の仕方や進行も発表者に委ねています。また、活性化した議論により深まった考察を、人が読んで理解できる論理的文章として表現する力の修得にも力を注いでいます。グローバル化が進み諸外国と仕事をする機会が増える現代にあって、自分の考えを異文化の人にわかりやすく伝える力は、今後より一層、社会で求められるようになるからです。

私とゼミ
田邉 智美

日米の戦争記録の比較研究を通し
世界が共有できる平和観を探究

法学部 政治学科4年
(2016年度公開時)

田邉 智美さん

アメリカは、日本が最も深いかかわりをもつ外国であり、世界への影響力も大きい国です。この国の政治を学ぶことで、2年次までに学んだ日本の政治を別の視点で見てみようと考えました。私の研究テーマは、日米における平和観の比較。第二次世界大戦で国内が戦場となった日本と、9.11同時多発テロを除けば国土を攻撃されたことのないアメリカが、それぞれ伝えてきた戦争の記録や記憶から、両国民が抱く平和観の違いを探究しています。日米間で平和の概念が異なることはもちろん、ゼミ(演習)の中でさえさまざまな考えが併存します。そうした多様な意見に耳を傾け、正解はなくとも、確かな根拠をもって私なりの結論を導き出し、さらには国際政治の場で共有できる平和観に考察を進めたいと考えています。

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