ゼミ・研究室紹介
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言語情報研究室

ネットワーク上の膨大なテキスト情報から役立つ情報だけを抽出する

理工学部情報科学科言語情報研究室 酒井 浩之 准教授

上場企業の業績情報を対象に投資判断の材料を抜き出し要約

ウェブサイトなどに公開されたテキスト情報から必要な情報だけを抜き出し要約する「テキストマイニング」の技術を、企業の業績情報の抽出に応用し投資判断の材料とする研究を進めています。対象とするのは、決算短信の公開が義務づけられている約3,000社の上場企業。短信に書かれた業績の好不調を判断するだけでなく、例えば、今後ニーズの高まりが予測できる再生可能エネルギー事業に取り組む企業を一覧化する、といったことも可能です。

物質生命理工学科 物質計測・イメージング研究室 写真01
物質生命理工学科 物質計測・イメージング研究室 写真02

学生のアイデアを実現化し受験生に役立つシステムを開発

学生は、一人ひとりが異なるプログラムを開発しています。そしてそれらをシステムとして組み上げ、研究室のウェブサイトで公開しています。私の役割は全システムの開発統括責任者。個々のプログラムについては学生がシステムエンジニアであり、プログラマーでもある役割を果たします。そのため、学生が発案したシステムもあります。特定のテーマに取り組む大学の研究室を、ウェブサイトから探し出すシステムはその一例。現在はこれを発展させ、文系、理系を問わず受験生の進路選択に役立つ情報を、ネット上に公開されている大学のウェブサイトから抽出するシステムを開発中です。いずれのシステムも実社会で役立つことが重要。ただ機能を果たすだけでなく高速処理などの使い勝手にも考慮すること、つまり利用者の立場でプログラム開発に取り組むという姿勢の養成にも力を入れています。

私とゼミ
北森 詩織

企業の今後を予測する
プログラム開発に取り組む

理工学研究科 理工学専攻
情報科学コース 1年
(2016年度公開時)

北森 詩織さん

2年次に先生の「データマイニング」という科目で、膨大なデータから必要な知識を得る技法を学び、その結果が身近なところで活用されていることを知り興味をもちました。研究室では、上場企業各社のウェブサイトで公表する決算短信のPDFファイルから、業績予測につながる情報を抽出する技術を開発しています。企業の現状について書かれた膨大なテキストデータから、今後の好不況を推測できる表現を自動的に集め、投資の判断材料にすることが目的です。先輩方がこれまでにつくった業績報告やその要因を抽出・要約するシステムに業績予測の機能を組み込みます。卒業後は就職することも考えたのですが、システムの再現率と精度を向上させたい気持ちが強まり、大学院で研究を継続することにしました。

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