ゼミ・研究室紹介
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研究テーマ Cultural Studies

哲学や現代思想、精神分析学を用いて文学・文化を多角的に考察する

文学部 英米文学科 バーナビー・ジェイムズ・ラルフ 准教授

異分野から文学や文化を分析し本物を見極める目を養う

古典的哲学や現代思想、精神分析学の考え方や視点を用いて、文学や文化を論じます。例えばシェイクスピア作品を、プラトンやアリストテレスなどの哲学と照らし合わせたり、登場人物をフロイトやユングの精神分析の手法を通して分析します。また、音楽学の観点を取り込み、作中に登場する楽器を奏で、当時の情感に触れることもあります。同様に美学や建築学の知見を、作品研究に応用することもできます。文学や文化の研究に異分野の学問を融合させる際は、正統派といわれる学説を選ぶことが重要です。文学や文化の解釈には、時として複数の解釈が成立します。そのため、確立された体系を持つ学問を研究の軸足にすることで視点を定め、本物と評するに値する作品や文化的事象を見極める力を養ってほしいと考えます。

英米文学科 写真01
英米文学科 写真02

文学・文化研究の思考的枠組みに縛られず
自由な発想を生かして真実を見つける

もう一点は、異なる学問を融合させることで複眼的なものの見方を修得し、文学・文化研究の枠組みに縛られない自由な発想力を、学生に発揮してほしいと考えています。ゼミ(演習)においては、ほかの学生の意見にも耳を傾け、様々な角度から光を当てることで、明らかになる真実もあります。もちろん、私も追究へのサポートを惜しみません。そうしたオープンマインドが、視野の広い卒業論文として帰結することを期待します。

私とゼミ
梁 秀彬

シェイクスピア作品をフロイト
ユングなどの精神分析を用いて
研究

文学部 英米文学科4年
(2017年度公開時)

梁 秀彬さん

シェイクスピアに惹かれて英文学を学び、このゼミで研究の枠組みをさらに広げようと考えました。グループ研究では、20世紀の哲学者であり精神分析学者であるラカンの思想を切り口として『ハムレット』を読み、論文を仕上げました。メンバーの考えを一本の論文にまとめる過程は、対話の中に真実を見い出す哲学を実践するようでした。個人研究はフロイトの精神分析の手法を用いて、日本の漫画を原作とする韓国の娯楽映画を分析し、監督の演出意図を考察しました。先生からは良い評価をいただきましたが、振り返ると作品にもっと踏み込めたように感じ、その反省を卒業論文に生かしたいと思っています。卒業後も思索の軸足を定め、対話の中から本当に大切なことを判断できる人間であり続けたいと思います。

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