ゼミ・研究室紹介
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ケアの社会学

家族の世話に関する現場で起きている課題を客観的な視点で考察し現代社会を知る

文学部 現代社会学科 澁谷 智子 准教授

社会の変化に対応しきれていない
家族のあり方や働き方を考える

分業化が進んだ社会の変化に対応できていない、家族のあり方や仕事への取り組み方を考えます。テーマは学生と一緒に設定し、ペットや婚活、ケアについてなど、取り上げる課題は多彩です。ケアについてであれば、家族の世話をすることと学校生活や仕事との葛藤も考察します。学業や人づきあいに支障が出たり、転職や退職をせざるを得なかったりする状況を理解した上で、社会的な原因を客観的な視点で突き止めていきます。かつてであれば問題とされなかったことが、特定の状況において理想や想定と乖離する現実が生まれてしまうのはなぜかを考え、現代社会の実態を明らかにします。

現代社会学科 写真01
現代社会学科 写真02

文献講読とフィールドワークから得た情報を整理し
自分の理解につなげる

ゼミ(演習)では専門書の講読と並行して、現場で見聞きするフィールドワークを重視しています。家族の介護に携わる人が集うケアラーズカフェで当事者の直面する問題について聞いたり、ヤングケアラーの現状を寸劇にして披露しケアの問題を共に考えたりと、その内容は多岐にわたります。こうした学びを通し、人の意見や情報を整理して自分なりの理解へとつなげることをゼミの目的としています。学生たちには、将来において、既存の価値観や先入観にとらわれず、自分に合った働き方を考え選択してほしいと考えています。

私とゼミ
鈴木 鷹斗

介護に関わる子どもの現状を
通し貧困や地域連携を考える

文学部 現代社会学科2017年3月卒業
(2017年度公開時)

鈴木 鷹斗さん

教職に就くことを視野に福祉も勉強しておこうと考え、ゼミでは学校の現場で起きていながら、現状の教育体制や制度で対応し切れていない課題でもある、家族の介護に関わる子どもが十分な教育を受けられない状況を研究テーマとしました。卒業論文では、学校から現代社会へと視野を広げ、子どもの背景にある貧困や虐待の問題、さらには子どもが育つ環境となる地域の連携についても考察しました。こうした学修を通し、社会の課題が他人ごとではなくなりました。現実に起こりながら解決策を見い出せず、広く知られていない問題は数多くあります。私は教師の道に進みますが、教科書に載っていない現代社会の課題も授業で紹介し、生徒と一緒に考えていきたいと思っています。

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