ゼミ・研究室紹介
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コンピュテーション研究室

革新的な計算手法を創出しコンピュータの限界を克服する

理工学部情報科学科 コンピュテーション研究室 脊戸 和寿 准教授

ハードウェアのスペックに頼らず
アルゴリズムの力で高速に解を導く

研究室の課題は、現状のコンピュータの限界を解明することと、革新的な計算手法を創出することの二本柱です。現在のコンピュータは、どのような問題でも高速かつ正確に解くことができるわけではありません。例えば、IoTの進展によりビッグデータと呼ばれる膨大で多様なデータの処理は、従来のアルゴリズムでは対応しきれなくなっています。また、災害時における避難経路の探索では、現状のアルゴリズムで高速に正確な結果を導くことは困難です。現在のコンピュータの「計算限界」を見極め、新たなアルゴリズムによりこれを克服します。重要なことはハードウェアのスペックに頼らず、アルゴリズムの力により市販のパソコンやスマートフォンでの高速処理を可能にすることです。

情報科学科 バイオエレクトロニクス研究室 写真01
情報科学科 バイオエレクトロニクス研究室 写真02

先入観にとらわれない発想と論理的思考力により
問題の本質を解明する力を養う

「計算限界」の研究では、アメリカの研究所が100万ドルの懸賞金を設けている問題にも挑戦しています。どれも求められるのは、数学の力と論理的思考力。そして問題の本質を理解し、ひらめきを形にすること。学生の若い発想が問題解決の突破口になるかもしれません。先入観にとらわれない発想と論理的思考力の融合により問題の本質を解明する力は、職業を問わず社会から広く求められています。

私とゼミ
酒井 美和

感染症の広がりを止める
アルゴリズム設計に挑む

理工学部 大学院理工学研究科理工学専攻
情報科学コース 1年
(2017年度公開時)

酒井 美和さん

数学の理論を実社会で起こりうる問題の解決などに役立てられるような研究がしたいと先生に相談し、紹介いただいたのが「消防士問題」でした。これは、発火点からの延焼を最小限に食い止める消防士の配置を数学の理論を用いて考える研究です。同様の考え方は、感染症やコンピュータウイルスの拡散の阻止にも応用されると知り、興味を持って取り組みました。消防士問題における最適な消防士の配置を高速に求めるアルゴリズムを構築することが私の研究です。世界には純粋に数学の問題として取り組む人もいて、これに関する新しい論文が発表されるたび、解を求めて世界と競っている実感を得ました。私は従来の性能を上回るアルゴリズムの構築を目標とし、大学院で研究を続けています。

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