| 成蹊大学 |
成蹊大学 文学部
サイト内検索 Powered by Google
お問い合わせ先一覧 サイトマップ 交通アクセス
人間の探求と理解を目指す国際教養人の育成
HOME > 国際文化学科 > ある日の授業

ある日の授業

国立民族学博物館、移住ミュージアム、人と防災未来センター

2016年度3年生の細谷ゼミで、昨年に続き1泊2日の研修に行きました。1日目は大阪の万博公園にある国立民族学博物館を見学。まずは「太陽の塔」の前でみんなで記念撮影。国立民族学博物館は私自身がここで学位をとり研究員としても過ごした経験から、ラテンアメリカ地域のコーナーの展示を解説。続いて各自電子ガイドを手に見学。電子ガイドは展示内容のデータや関連映像資料をその場で見ることができる優れものです。インドのリキシャ、モンゴルのゲル、アフリカの仮面、手回しオルガン、各地域の婚礼衣装、アイヌの家、ねぶたなど多彩な世界にわくわくします。

当日は特別展として「見世物大博覧会」も開催されていました。へび女等が登場するおどろおどろしい雰囲気の見世物小屋や、昭和の匂いのする看板。展示に関わった鵜飼正樹先生は、大衆演劇の役者経験もある方です。  その後は神戸に移動し、夜はエスニック・タウン中華街で夕食。翌日は、まず「海外移住と文化の交流センター」へ。ここでは、日伯協会の天辰充幸さんからブラジル移民の歴史について約1時間のレクチャーを受けた後、移住ミュージアムを案内していただきました。この施設は国策として行われたブラジル移民の、渡航前の研修に使用された施設を保存し博物館にしています。昨年に続き日伯協会の方々が、学生たちを迎えるために色々準備して下さっていて、大変ありがたかったです。

午後に訪れたのは「人と防災未来センター」です。ここでは、阪神・淡路大震災関係の様々な資料が展示がされています。今後起こる可能性が高い地震にどのような備えと対応が必要なのかを考えるとともに、災害をどのように記録、記憶し、継承するかということについて考えました。合わせて語り部の松本幸子さんにお話を聞かせていただきました。当事者の方から直接震災の経験を聞くことはとても貴重な体験となりました。1泊2日という短い時間でしたが、盛りだくさんの研修となりました。

   

   

大学生がきく戦争体験

2016年度後期開講2年生対象の文化人類学の基礎演習(細谷担当、国際文化基礎演習V)で、戦争体験を聞くプチ・フィールドワークを実施し、レポートを冊子にまとめました。

現在の大学生は、戦争を経験した人々から直接話を聞くことができる最後の世代です。この実習のもう一つの目的は「大きな物語」としての書かれた歴史、いわゆる正史と、「大きな物語」に回収されない多様な物語、歴史の存在に気づくことです。

アメリカのワシントンDCにあるスミソニアン博物館群の傍にあるホロコースト博物館は、ユニークな展示方法を取っていることで知られています。来館者は入り口でまずパスポートサイズの小冊子を受け取ります。そこにはある人物の写真と生年月日がのっています。そして、エレベーターでまず上階に行き、下りながらホロコーストの歴史を辿ります。ユダヤ人の排斥は、例えばユダヤ人が公園のベンチに座ることを禁止される等、日常生活の中で徐々に始まりました。手にしている冊子をめくると、その人物がそれぞれの局面で、どこで何をしていたかを平行して辿ることができます。そして、最後にその人物が生き延びることができたのか、あるいはどこで命を落とすことになったのかを知ります。「大きな物語」としての、歴史としてのホロコーストと約600万人という犠牲者数は、数字に還元できない個々の無数の物語から成り立っているのです。他方で、この博物館自体がホロコーストの存在を否定する歴史観に対して、ホロコーストがあったということを示すために建設されています。

日本における戦争の経験も、住んでいた場所や年齢、性別、社会的背景によって多様です。レポート作成時には体験として聞いた話を「大きな物語」としての歴史の中に位置づけ、比較を行うことを課題としました。地域の図書館に行き郷土資料を調べたり、自治体が運営している戦争体験をきく会で個別にお話を聞いたり、家族の日記を発見したり、当時の教科書や試験を資料として用いたり、それぞれが工夫を凝らしました。

学生たちの多くが語っていたのは、戦争について本で読んだり、テレビで見るだけでなく、実際に自分で話を聞くという体験の大きさでした。このことは現在世界で起こっている紛争を含めて、戦争について考える重要な視座になるでしょう。


和田浩一氏(日本オリンピック・アカデミー理事、フェリス女学院大学教授)による特別講義
「近代オリンピックの歴史」が行われました

11月11日(金)に、フェリス女学院大学教授でもあり日本オリンピック・アカデミー理事でもある和田浩一氏を「イギリスの歴史と文化B」の授業にお招きし、特別講義「近代オリンピックの歴史」を実施しました。近代オリンピック・パラリンピックの開始には、イギリスが大きく関わっています。

和田先生は、複雑なオリンピックの歴史を、その時々の国際情勢ともからませながら、大変に分かりやすく説明してくださいました。オリンピックは単なる「スポーツの大会」ではなく、芸術や文化の交流も含むものであること、4年に一度の大会は「オリンピック・ムーブメント」の「頂点」にすぎず、オリンピックが開催されていない年も「ムーブメント」はずっと継続されていること、など、多くのことを学ぶことが出来ました。

この講義は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と本学との連携協定に基づき行われ、公開形式としたことから授業の履修登録者以外の学生、市民、教職員なども合わせ、100名以上が聴講しました。


                 

ルーマニア ブラショフ市からの日本語・日本文化研修生のザンフィル・コリナさんが来校し、
文学部竹内ゼミの学生と交流しました

2016年10月5日(水)、「武蔵野ブラショフ市民の会」による研修生招聘事業の日本語・日本文化研修生として来日しているザンフィル・コリナさんが、国際文化基礎演習Icの授業を訪問してくれました。前半部分には、国際文化基礎演習Ieの学生も飛び入り参加してくれました。

まず、コリナさんから中世の赴きを残すルーマニアの街並みや城などの紹介がありました。その後は学生達は4つのグループに分かれ、それぞれ日本の文化について説明。各グループのテーマは「妖怪」、「食」、「漫画や映画、音楽などのポップカルチャー」、「お風呂」でした。

最後には、お互いのプレゼンテーションに対する質疑応答や感想などフリートークで交流を深めました。コリナさんからは、今回の日本滞在の中で一番楽しい時間だった、と言ってもらうことが出来ました。学生たちからは「コリナさんが日本の漫画や映画に詳しいことに驚いた」「これを機会に日本のことをもっと知り、積極的に国際交流に関わっていきたい」などの声が聞かれました。

※ルーマニア ブラショフ市と武蔵野市は平成4年(1992年)から友好交流を深めており、また武蔵野市は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会にてルーマニア国の「ホストタウン」として登録されています。


                 

「国際文化研究A」での卒業生による講演会、『サッカーと国際関係』が行われました

2016年6月23日(木)の「国際文化研究A」では、国際文化学科卒業生の竹中玲於奈さんが「サッカーと国際関係」について講演をしてくださいました。

日頃、国際文化学科の学生が授業やゼミで学んでいるユーゴスラビア連邦解体やコートジボワール内戦などの出来事を「サッカーの視点」から眺めると、違った側面が見えてくること、より深く理解できること、がとてもよく分かりました。

講演の様子は、大学のHPでも紹介されました。大学HPで紹介された内容は以下です。

******************************************************************************************************
竹内敬子教授の担当する文学部の授業「国際文化研究A」での卒業生による講演会第2弾、『サッカーと国際関係』が行われました。

講師の竹中玲央奈さんは、日本で唯一のサッカー専門新聞「EL GOLAZO」のライターを始め、コメンテーターとしてのテレビ出演(テレビ朝日Get Sports、「ファイト!川崎フロンターレ」)や数々のwebメディアの運営・寄稿など、様々な分野においてフリーランスで活躍されています。

竹中さんは、"サッカーを通じて世界を見る。スポーツを通じて世界を知る"というテーマで、サッカーそのものの魅力だけでなく、"サッカー(自分の興味のあること)を通して、情勢や文化など世界各国のさまざまな側面を見ることができる"こと、世の中の様々な事象を自分の興味のあることと関連付けてみることで、見方も関心も変わってくるということを豊富な事例をあげながら説明してくださいました。そして、ご自身の学生時代の経験も語りながら、身近な視点から在学生にエールも送ってくださいました。

また、ゲストオーディエンスとして、元サッカー日本代表のジーコ氏の通訳を15年務められた鈴木國弘氏や、同じ武蔵野地域でのつながりのある東京武蔵野シティFC(旧横河武蔵野FC)のスタッフの方も駆けつけ、活気のある講演会となりました。

                 

レユニオン島の民話語りの実演がおこなわれました

2016年7月11日の「フィールドワーク論」の授業では、インド洋のはるか南に浮かぶ火山島レユニオンの民話の語り部をゲストにお迎えし、現地語による民話語りの実演をしていただきました。

レユニオン島はフランスの海外県で、公用語はフランス語ですが、人々の話すことばはフランス語をベースに近傍のマダガスカルをはじめアフリカ、インド、さらには中国などの人々がもたらしたことばが入り混じってできた「クレオール語」と呼ばれる混成語です。当日は地元の民話の語り部であるカンタン・ハゲン(Quentin Hagen)さんに、このクレオール語による2篇の話を教室で語っていただきました。逃亡奴隷の夫婦の話と、魔女になったお婆さんの話です。日本語も堪能なカンタンが用意してくださった邦訳文を見ながら、受講生は語り部の創り出す臨場感溢れるクレオールの世界をナマで堪能しました。

 カンタンさんは地元で話すときと同じように裸足になって熱演し、終了後のQ&Aでは、受講生から出される数々の質問に丁寧に答えてくださいました。ふだん馴染みのない遠い場所の文化に直接触れ、また多文化共生を地でゆくような経緯をもつクレオールのフィールドを疑似体験できる貴重な機会となりました。

             

卒業生で、世界各地を教師・フォトエッセイストとして渡り歩く倉典暁氏の講演会が行われました

2016年6月9日(木)の「国際文化研究A」にて、卒業生で世界各地を教師・フォトエッセイストとして渡り歩く倉典暁氏の講演会『世界に暮らす〜居候から見える異文化交流』が行われました。

卒業生が母校に帰って、在校生のために自分の経験を話してくれる機会は、学生たちにとっては、とても刺激的です。こういう機会を積極的に設けるようにしているのは、国際文化学科の魅力です。学生たちの感想には、「これまでは『机上』のことのように感じていた異文化理解、異文化交流ということを、はじめて『リアル』に感じることが出来た」といったものが多く見られました。

講演の中では「南米流美味しいコーヒーの入れ方」の実演もありました。国が違っても、なぜか南米の国々の人の間でこの方法が「共有」されているそうです。試飲させてもらった学生は、みな、「美味しい!」と、びっくりしていました。

講演会の様子は、大学のHPや学園のFBでも以下のように紹介されています。

******************************************************************************************************
倉さんは本学文学部を卒業後、2001年に渡米以来、アジア・ヨーロッパ・北南米の各地を教師およびフォトエッセイストとして渡り歩き、ノルウェーでは大学講師として滞在中にノルウェー初の広島原爆展を開催したり、ラトビアでは高校教師として滞在中にNHK BSの「地球アゴラ」に出演しラトビアの文化を紹介したりするなど、世界と日本をつなぎ、また、ネイティブとアウトサイダーの狭間に現れる人間模様を写真と物語で描くストーリーテリングをライフワークとしています。

倉さんは各国でのさまざまな経験を語ってくださり、世界を渡り歩く行動力を感じた学生達は、倉さんの話を興味深く聞き入っていました。

                 

世界を旅する博物館、ブラジル、そして「減災」をきく

2015年度のゼミで、教室を飛び出し1泊2日で関西にある国立民族学博物館、「海外移住と文化の交流センター」、「人と未来防災センター」を訪問しました。

大阪万博公園にある文化人類学研究の基幹機関の国立民族学博物館は、館内をめぐることで日本を含め世界中を旅し、各地の文化や民族にふれることができます。博物館と関係が深い教員が中南米展示について説明した後、各自ガイド機器を手にして館内をみてまわりました。あわせて映像資料が集められたビデオテークを楽しみました。また、アイヌの人々に関する特別展を見学しました。

神戸にある海外移住と文化の交流センターは、日本の国策としておこなわれたブラジル移民が、出発前に研修を受けた建物を博物館として保存しています(写真1)。日伯協会の三井敏明さんに、ブラジル移民の歴史について講義を受けた後(写真2)館内を見学しました。写真は移民の人々が使用した農具です(写真3)。オリンピックが開催されるブラジルがより身近になりました。

阪神淡路大震災後に建設された「人と未来防災センター」は、震災、復興、防災に関する詳細な資料を展示しています。語り部の大塚迪夫さんのお話も伺いました。崩壊した自宅の1階から脱出して一命をとりとめた大塚さんが強調されたのは、家具を固定することの重要性です(写真4)。

物や声に直接ふれることのインパクトは大きく、「国立民族学博物館では自分の常識が世界の常識ではないことを知り、海外移住と文化の交流センターでは今まで知らなかった日本の歴史を知り、人と防災未来センターでは自分ともっと後の世代のためにも「減災」を真剣に考えるべきだと感じた」(C.K.)

       2 

    4

ミャンマー及びベトナムからの留学生と交流

2016年度の国際文化基礎演習Icは、「在日外国人」をテーマに行いました。テキストとして田中宏『在日外国人第三版―法の壁、心の壁』(岩波新書)、を読んだ上で、学生たちは、さらに、他の著作や論文、新聞記事、雑誌記事、インターネット情報などを調べ、グループ発表を行い、活発な議論を重ねました。

 授業を進める中で、実際に日本で暮らしている外国の方と直接会ってお話しをする機会をもちたい、ということになりました。国際文化学科には学内外でさまざまな国際協力の活動をしている学生がいます。その中の1人で、在日アセアン青年ネットワーク(ASEAN Youth Network in Japan)の副代表をつとめたこともある4年生の渡邊美月さんにご協力いただき、2人の留学生をクラスにお招きすることが出来ました。1人はミャンマーからの留学生ラインさん、もう1人はベトナムからの留学生チャンさんです。

 当日は、まず、渡邊さんからご自身のASEAN諸国での体験や留学生支援の活動についての発表をしていただき、続いて、2人の留学生の方たちから、ご自分の国について、日本に留学した理由、日本に来て驚いたこと、困ったこと、楽しいこと…などのお話をうかがいました。「日本は物価が高くて大好きな果物をあまり食べられない」など、「生」の声から多くのことを学びました。

その後、2つのグループに分かれて、さらに親しく交流しました。国は違えど、学生同士、おしゃべりがはずみました。ミャンマー、ベトナムの魅力についても沢山教えていただくことが出来、学生たちは、2つの国をより身近に感じることが出来るようになったそうです。

 活躍する上級生の話を聞いたり、日本で勉強している留学生と直接交流することは、学生たちにとって、とても刺激的で有益な体験となりました。

 

国連WFP(国連世界食糧計画)駐日代表による特別講義

2015年6月10日、文学部国際文化学科で開講している「国際文化研究の現在」の授業に、国連WFP(国連世界食糧計画)駐日代表のStephen Anderson氏と同イエメン事務所の堀江正伸氏にゲスト講師として来ていただきました。

 Anderson代表からは組織の活動について詳しくご紹介をいただきました。また、堀江氏からは、内戦に見舞われたイエメンでの援助活動に加えて、国際機関でのキャリア形成についてもご説明いただきました。

学生に書いてもらったコメントシートには「日本のみならず世界に視野を広げられるようになりたいと感じた」「食べ物に困らない環境にあることに感謝の気持ちを忘れないでいきたいと思いました」「機会があればぜひまたお話を聞きたいです」といった前向きなコメントが多くありました。

1時間に及ぶ特別講義とその後の質疑応答で、世界の飢餓(hunger)の状況と人道援助活動の最前線について理解を深めることができたと思います。

国連WFPのウェブサイトはこちら。

 https://ja.wfp.org/
 http://www.wfp.org/

                 

HOME ページトップへ
| 当サイトのご利用にあたって成蹊学園の個人情報保護に関する取り組みについて |
お問い合わせ先
成蹊学園企画室広報グループ
〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3−3−1
TEL:0422(37)3517 mail:koho@jim.seikei.ac.jp
copyright(C) Seikei University. all rights reserved.