学科・大学院

卒業論文
―学修の集大成として―

文学部では、卒業論文の単位取得が卒業の必須条件となっています。卒業論文の執筆作業は、大学4年間の学修の総仕上げとして意義あるものです。

自分自身の関心を見つけ、問題を発見することが論文作成のまずは第一歩です。論文の骨子を構想したら、地道なリサーチを行い、文献を読み込んでいきます。インタビューを行うこともあるでしょう。その上で、選んだテーマを掘り下げながら、自身の論理を明瞭な文章で伝えることが求められます。しかし同時に、締切日までのスケジュールを立て、進捗状況を把握し、対応する自己管理能力も試されます(執筆途中でのデータの紛失や、締切時刻直前でのプリンタの故障など、不測の事態への備えも重要です) 。卒業論文の執筆とはその一連のプロセスです。労苦は計り知れませんが、論文完成という大きな仕事をなし終えた後、充実感を得る学生は少なくありません。

それぞれのゼミでの学びや学生の学問的関心を知る手掛かりとして、以下に卒業論文の題目の一覧を掲載します。

2023年度 国際文化学科卒業論文

有富ゼミ

  • 近代における天気予報の発展と戦争
  • 日本住宅の変容と欧米化
  • 東アジアのメンズメイク
  • 現代社会におけるポリティカル・コレクトネスの考察
  • 日米音楽市場におけるBTS現象
  • ハロプロから見るアイドル
  • Jホラーの研究
  • 日本と外国の動物神話比較
  • INTRODUCTION OF “JAPANESE SPIRIT”: COMPARISON BETWEEN BUSHIDO by NITOBE INAZO AND CURRENT EDUCATION
  • ディズニーランドから見たテーマパーク文化
閉じる

川村ゼミ

  • 韓国社会における日本語—国語醇化運動の現状から—
  • “害獣”との共生で地域はどう変わる?—愛媛県大三島におけるイノシシの活用—
  • 地域におけるサードプレイス—子どものサードプレイスに必要な要素とは—
  • 文化財の歴史と現在
  • まちづくりにおけるパイプオルガンの役割—東京都武蔵野市を例に—
  • バレエの白人性を考える
  • なぜ日本では安楽死・尊厳死が法制化されないのか
  • 外交における会食の役割—G7/G8サミットの会食からみる国家ブランディング—
  • 日本のアイドルがソフト・パワーの源泉となるためには
  • 日本の女性の海外移住
  • なぜ私たちはハイヒールを履くのか—日常に潜むルッキズムとアンコンシャスバイアス—
閉じる

佐々木ゼミ

  • 各国の後宮制度の分析
  • 現代韓国における教育—受験戦争からみる韓国文化
  • 人類とコーヒーの2050年問題——持続可能性への挑戦——
  • インド映画における台所の表象 作品をめぐるアクションとリアクション
  • 中国料理における醤の存在—日本食文化への影響—
  • 宗教的価値観と観光——人々は巡礼に何を求めているか——
  • 軍政下に生きるロヒンギャの今:限られた難民支援の先に
  • 名誉殺人は宗教に起因するのか——トルコの事例から
  • 日本におけるイスラーム理解の変遷 :非ムスリムの視点を中心に
  • 旧約聖書におけるソロモン王——栄華から堕落に至るまで——
閉じる

竹内ゼミ

  • ヴィクトリア朝における中流階級—家事使用人との主従関係から見る階級意識—
  • 支配率及びシュート数と勝利との関係性について—2022FIFAワールドカップを戦術的視点から分析する—
  • グリーン・ツーリズムによる地域活性化
  • 美容整形の選択と理由—経験者と未経験者への聞き取りから—
  • 高校野球における指導者の意識改革—暴力を排除するために—
  • 「手伝う家事」から「シェアする家事」へ—NPO法人tadaima!の活動を中心に—
  • ヒップホップが人を救う可能性—音楽療法の視点から—
  • SDGsの視点から考えるインドネシアのパーム油産業
  • 吉本ばなな『花のベッドでひるねして』における「違うことをしない」という生き方
  • SNSが拓くパブリック・リレーションズの可能性
閉じる

寺本ゼミ

  • 野球の発展と熱狂——歴史、社会情勢から野球を紐解く——
  • ヨーロッパの生活文化におけるワインの役割とその変遷——必需品から嗜好品へ——
  • 日本女性の化粧変化と欧米への憧れ
  • 労働組織の誕生と国際化——ILO条約の批准とディーセント・ワーク実現へ——
  • ヨーロッパの聖堂建築と人々の精神——ロマネスクからゴシックへ——
  • ヨーロッパ服飾の型と美意識——モードとジャポニスム——
  • 人はなぜ結婚するのか——イギリスと日本における近代家族の成立と展開——
  • 肖像写真の歴史と役割
  • 過去の克服と歴史教育——日本とドイツ——
  • イギリス料理は本当に「まずい」のか
  • 日本の教育制度の近代化と欧米——学制と教育令——
閉じる

中野ゼミ

  • セクシュアル・マイノリティの権利拡大—カナダ最高裁による同性婚の承認—
  • ガーシュウィンの挑戦—アメリカ大衆音楽におけるユダヤ人の活躍—
  • アメリカンセレブリティの声—現代社会を突き動かす原動力—
  • 戦後の沖縄音楽—〈アメリカ世〉から沖縄ブームまで—
  • 現代テニス界における人種・ジェンダー—新旧女王の差別との闘い—
  • ロック・ミュージックと日本文化
  • ハリウッドにおけるアジア人表象の変遷—『チート』から『エブエブ』まで—
  • 女性のライフコースの変遷—日本とアメリカのテレビドラマを比較して—
  • 変容するアカデミー賞—声が生み出した「新基準」と多様性—
  • 歌うキャラクターたち—ミュージカルを取り入れたディズニーの躍進—
閉じる

墓田ゼミ

  • インド外交の真意—日印関係のこれから—
  • 日本の安全保障と沖縄の基地問題
  • 資源としてのクールジャパン
  • アラブ諸国と民主化—「アラブの春がもたらすもの」—
  • シリア・パレスチナ難民および難民ホスト国が直面する問題にかんする考察
  • 中国を取り巻く世界情勢—中国の夢の実現の可能性—
  • 9.11 米国同時多発テロについて
  • 一帯一路政策の展望
  • QUADは成功するのか—対中関係から見るインド太平洋—
  • 移民問題と文化的アイデンティティ
  • ユーラシア大陸をめぐる国際関係—地政学とハートランド—
  • 日本に核兵器は必要か
閉じる

樋口ゼミ

  • 生きづらい女性アイドル~現代韓国の芸能事情を中心に~
  • 近現代日本における「理想の教師像」の変遷—部活動への注目—
  • 「害虫」化する虫とそのイメージ変化から読み解く日本社会の変化
  • マイナースポーツの普及について—アメリカンフットボール史から着目して—
  • 現代推し活論
  • 女性の社会進出の歴史—朝ドラから見た女性観の変遷—
  • 人気YouTuberになる条件
  • 家庭用ゲームがなぜ普及していったのか
  • ゲームセンターの歴史—流行から衰退への道のり—
  • 自己破産の現代史—クレジットカードへの抵抗と受容—
  • 歴史の創造—織田信長像の変遷を中心に—

閉じる

細谷ゼミ

  • 女子高生の制服文化と思春期のアイデンティティ形成—校則が与える内面的影響と生徒たちの創造的対抗—
  • 「不登校」に対するオルタナティブ教育の可能性
  • 対照的な魅力—宝くじとパチンコ・スロットの比較分析
  • 女性アイドルの年齢・恋愛規定は変わり得るのか
  • 日本の宴会文化とコミュニケーションスタイルの関連性
  • 日本社会のなかで中華学校を選択する意義—横浜山手中華学校での学びと聞き取りを通じて—
  • 受動的なプリンセス像は消失したのか—歴代プリンセス映画の分析—
  • 日本のヒップホップシーンとそのリアル 異文化受容における断片化と異種混交の観点から
  • なぜ犬を装飾するのか—現代日本における人間と犬の関係—

閉じる

嶺崎ゼミ

  • ジェンダー規範を揺さぶるミュージシャンの言葉達
  • アイドルファンの「推し」へのまなざしを考える
  • 『ちいかわ』ツイート分析からみる現代のコンテンツ消費
  • 福祉国家とボランティア:ノルウェー公共図書館における言語カフェの調査から
  • 留学生の日本における就職の阻害要因に関する研究
  • 保護犬を飼うという選択肢
  • 異国で自国の文化コミュニティを築き上げるということ
  • 学校給食と在日ムスリム
  • ヤングケアラーを問い直す
  • 消費者心理と購買行動に関する研究~オーガニック・コンシューマーを事例に~
  • 絵本の読み聞かせとジェンダー
  • 男子新体操選手であるということ
  • 移民社会における定期市—フランス・ストラスブールの事例から—
閉じる

過去の卒業論文はこちら