『社会的不平等の調査研究プロジェクト』

CONTENTS  :種別:プロジェクト

【期 間】

2008〜2010年度

【研究テーマ】

「アジア太平洋地域における社会的不平等の調査研究」

【研究目的】

アジア太平洋地域において、社会的不平等がどのような構造を持っているのかを社会調査によって解明する。

【叢 書】

2009年4月現在未定

【プロジェクト・リーダー】

小林 盾   成蹊大学文学部准教授

【プロジェクト・メンバー】
  • 飯田 高      成蹊大学法学部准教授
  • 秋吉 美都     専修大学文学部准教授
  • 筒井 淳也     立命館大学産業社会学部准教授
  • 千田 有紀     武蔵大学社会学部教授
  • 常松 淳      東京大学文学部社会学研究室助教
  • 武藤 正義     芝浦工業大学システム工学部助教
  • 香川 めい     立教大学社会学部助教
  • 相澤 真一     日本学術振興会特別研究員
  • 渡邉 大輔     成蹊大学アジア太平洋研究センター特別研究員
  • <<研究協力者>>
  • 関口 卓也     東京工業大学社会理工学研究科後期博士課程
  • 見田 朱子     東京大学人文社会学研究科後期博士課程
  • 小山 裕      東京大学人文社会学研究科後期博士課程
  • 大崎 裕子     東京工業大学社会理工学研究科後期博士課程
  • ※2010年4月1日現在

【研究内容】

 このプロジェクトでは、現代社会の不平等がどのような構造をもっているのかを、 社会調査によって解明する。現代ではどの社会にも、程度の差こそあれ、不平等が存在し て社会階層が形成されている。とくに近年の日本社会は、アメリカなみの格差社会になり つつあるとも指摘されている。
 では、本当に不平等は進行しているのか。そうだとしたら、その原因はなになのか。 アジア・太平洋地域において、地域ごとに不平等の構造に違いはあるのか。こうした課題 に答えるために、アンケート調査、インタビュー調査、文献調査など複数の社会調査の手 法を組み合わせることで、隠れたメカニズムに立体的にアプローチしていく。
 このプロジェクトでは、社会的不平等の隠れたメカニズムにアプローチするべく、 実験的な項目を多く含んだ社会調査を実施する予定である。近年の社会の変化によって、 不平等を解明するために、どのような項目を調査していく必要があるかは、抜本的な変更 に迫られている。例えば、以前ならば、成人男性の多くが正社員であったが、現在では、 働き方が多様化し、見えやすい不平等、見えにくい不平等が複雑に入り組んで存在して いる。この現代的構造を明らかにするために、実験的な項目も含めた調査の実施が求め られている。また、定期的にワークショップ活動を行うことにより、社会調査から導出 される結果の比較考察や理論的洗練を随時、行っていく。

【研究会記録】

第1回
2008年6月21日
徳永智子(東京大学大学院教育学研究科 大学院生)
「「フィリピン系」女子のライフコース選択−中学卒業後の追跡調査から」(Abstractはこちら<PDF>)

第2回
2008年7月26日
秋吉 美都(専修大学文学部准教授)
“The Constitution of Social Capital and Support Systems:A U.S- Japan Comparison”(Abstractはこちら<PDF>)
飯田 高(本学法学部准教授)
「民事訴訟法の利用と社会階層−特に本人訴訟について」

第3回
2008年9月27日
金井 雅之(山形大学地域教育文化学部准教授)
「温泉地における社会資本の役割−“温泉地域の現状と取り組みに関する学術調査”より」
小林 盾(本大学文学部専任講師)
「社会階層と職場のフリーライダー問題」(Abstractはこちら<PDF>)

第4回
2008年11月15日
筒井 淳也(立命館大学産業社会学部准教授)
「グローバル化が排外主義的態度に与える影響の国際比較」(Abstractはこちら<PDF>)
相澤 真一(本センター特別研究員)、児玉 英靖(洛星中学・高等学校教諭)
「戦後日本の教育拡大の地域的布置」(Abstractはこちら<PDF>)

第5回
2009年2月28日
塩谷 芳也(東北大学大学院文学研究科 大学院生)
「職業威信研究の課題と展開可能性」(Abstractはこちら<PDF>)

第6回
2009年6月13日
辻 竜平(信州大学人文学部准教授)
「他者へのアクセス可能性と地位達成─ポジション・ジェネレータを用いて─」(Abstractはこちら<PDF>)
関口 卓也(東京工業大学博士課程 大学院生)

第7回
2009年6月20日
小林 盾(本学文学部准教授)プロジェクトリーダーを中心にビジネスミーティングを行った。(本年度実施を予定している調査および質問紙の内容の検討)

第8回
2009年12月20日
小林 盾(本学文学部准教授)プロジェクトリーダーを中心にビジネスミーティングを行った。(2009年に実施した西東京市民調査のデータ作成作業(主に職業コーディング)と今後の分析方針の検討)

第9回
2010年3月12日
小林 盾(本学文学部准教授)プロジェクトリーダーを中心に参加メンバーが西東京市民調査の分析結果を相互に発表し、今後の分析方針の検討を行った。

*発表者のタイトルは発表当時のものとする。

【メッセージ】

昨年2009年度に西東京市役所選挙管理委員会から許可をいただき、西東京市民1200名の女性の方を対象として「2009年暮らしについての西東京市民アンケート」を実施いたしました。このうち821名の方から有効回答を得ることができました(有効回収率68.6%)。ご協力いただいた、市民の皆さまには心より御礼申し上げます。このアンケートの結果速報はCAPS Newsletter No.106に掲載いたしております。ご高覧いただければ幸いです。
また、本プロジェクトの最終年度に当たる2010年度は、この調査のデータをもとに社会的不平等についての研究叢書を刊行する予定となっております。プロジェクトメンバー一同、より一層身を引き締めて研究成果の公開へとつなげていく所存です。今後とも本プロジェクトをよろしくお願いいたします。

INDEX

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