成果報告会の紹介

プロジェクト中間報告会は、当センターの研究プロジェクトが毎年進捗状況と成果を報告するもので、概要は以下のとおりです。

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開催日時:2007年11月1日 【10号館2階大会議室】

アメリカの表象研究

下河辺プロジェクト

これまで、プロジェクトでは、メンバーのみならず、国内外の研究者による研究会を行ってきた。3年前の発足時には、21世紀のアメリカの表象をいかに作っていくかをテーマとしていたが、のちに911後の情勢の変化に伴い、テロが焦点となっていった。1980年代は、アメリカの主体は確立し、アメリカ研究はみながアメリカを手本とするといったものだった。しかし、今日アメリカは主体であることにとまどい、内に恐怖を宿している。そしてトラウマとテロの関係について次のように考えられる。トラウマを抱える人々は受動態である自らの存在に怯え恐怖を抱き、攻撃的な行動にでる。リーダーはこれらのトラウマを選び出し、集団とすることでテロが行われる。それが国家になったとき戦争となる。アメリカの恐怖は深く、それが核に対する態度にあらわれているのではないだろうか。

言語のダイナミズム研究

森プロジェクト

プロジェクトの目的は、言語の動的側面の解明である。内容の詳細については、リーダーの森先生による記事を参照していただきたい。プロジェクトメンバーは、専門分野や世代の異なる混成チームとし、ディスシプリンの異なる研究者同士の交流をはかった。また他大学の研究者と交流をはかることにより、研究会を当大学の大学院生の教育の場とすることもできた。

アジア・政治・アート研究

李プロジェクト

プロジェクトのテーマは、アジアという場所において、アートの裏にある政治性をどう読み取るか、また沖縄という地域をどう読み取るかである。参加メンバーは、研究者、研究協力者、アーチストや批評家からなる。現在までの経緯としては、成蹊大学におけるティーチイン沖縄の開催から、いくつかのワークショップや広島でのセッションを経て、宜野湾の佐喜間美術館を会場として活動を行ってきた。佐喜間美術館では、学際的なメンバーにより作品を見て、それについて言葉を発し、その会の模様をビデオで記録し、蓄積しているところである。沖縄戦における戦死者をめぐるアートなどから、死とどう向き合うか、死をめぐる言葉の発し方などが、重要なテーマとなってきた。普段言語により活動している研究者がアートにどう応答していくのか、対話や見た物の記録を映像としてどう成果に残すかが、今後の課題となるだろう。

※本文はCAPS Newsletter No.97に一部修正を加えた上で引用しております。

2006年度の成果報告会はこちらからご覧頂けます。

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成蹊大学アジア太平洋研究センター

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