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アルコール代謝に関わる物質

1. ADH(アルコール脱水素酵素)
“通常型”と“異型”があります。
“通常型”は働きが不活発ですが、“異型”は働きが活発で、アセトアルデヒドをどんどん作ります。
ADHの遺伝子型は各人種固有の出現頻度を持ち、民族差があります。日本人は約85%が“異型”で、欧米人は約10%の割合で“異型”がみられます。
 
 
2. MEOS(ミクロソームエタノール酸化系酵素)
MEOSは本来、タンパク合成や抗生物質・鎮痛剤など、薬物や異物の代謝を行っています。血中アルコール濃度が上昇すると代謝を始め、大量飲酒・常飲によって活性が亢進します。
また、MEOSは活性酸素を産生し、細胞のタンパク、DNA、脂質を変質させ細胞障害を引き起こします。
 
3. アセトアルデヒド
アルコールが代謝される過程に作られる有害物質で、顔面紅潮、心拍数の増加、胸の動悸、吐き気、頭痛、拡張期血圧の低下、総頚動脈圧の上昇、などの症状を引き起こします。その他に、種々の臓器の細胞を構成しているタンパク質と結合し,直接細胞障害を起こしたり,免疫異常を起こすことが指摘されています。
脳細胞では,アセトアルデヒドと結合した特殊なタンパクが原因となって、アルコール嗜好性や依存性が成立すると言われています。
 
 
4. ALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)
ALDHには14種類の類似の酵素があり,その中のALDH2がアセトアルデヒドを主に分解します。ALDH2には“活性型”と“不活性型”があり、遺伝的,民族的特徴があります。遺伝形態はメンデルの法則によっています。
“不活性型”には、わずかに活性のある“部分欠損型”と、殆んど活性を失った“欠損型”の2種類があります。
“活性型”はアセトアルデヒドがすぐに分解されるので、アセトアルデヒドによる症状が出にくいのですが、飲みすぎれば分解が間に合わず症状が出現します。
“部分欠損型”の人は,アセトアルデヒドを分解するのに時間がかかり、飲酒するとアセトアルデヒドの害を受けやすい体質といえます。
“欠損型”の人は、アセトアルデヒドを殆ど分解できないため、アルコールを全く受けつけない体質といえます。
日本人では“活性型”は約50%、“部分欠損型”は40%、“欠損型”すなわち全くの下戸は約10%の割合です。白人は殆どの人が“活性型”です。
“部分欠損型”の人は、飲酒を重ねるとMEOS活性が亢進し、飲める量が増えますが,血中アルデヒド濃度がいつも高くなるので注意が必要です。
また、ALDH2が“不活性型”だとアセトアルデヒドの分解だけでなく、アルコールの分解も遅延するといわれています。
 

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