データベースについて

【検索】

簡易検索、詳細検索いずれもフリーワードから入れ、後者の場合はタイトル、著者名、出版者名からも入れる。

シソーラス検索版と漢字あいまい検索版を用意しており、メニューバーにて切替できる。
シソーラス検索版(単語単位での辞書)を利用すれば、シソーラス辞書に登録されている国や時代によって異なる地名等(例:ハルビン、哈爾賓/サハリン、樺太/新京、長春)が自動的に検索用語に設定されてヒットする。
漢字あいまい検索版(文字単位での辞書)を利用すれば、新旧字体や似た漢字、簡体字、繁体字など(例:満鉄、滿鐵/斉藤、齊藤、斎藤、齋藤/経済、经济、經濟)を区別なく検索できる。


【調べ方】

例えば南満州鉄道株式会社に関する文献を調べたい場合、「南満州鉄道」と入力すれば、

フリーワードでは 385件
詳細検索タイトルでは 3件
著者名では 343件
出版社では 56件

が表示される。(シソーラス検索版)

タイトル(満鉄そのものに関する著作)は少なく(法令、統計、社史)、満鉄(同調査部など)が編集したものが大多数を占める(343件)。
その内容は満洲、中国本土、ソ連など広範囲に及ぶ。満洲に関しては「東三省」も含めて74件あり、その中には満洲経済年報、満洲貿易詳細統計が含まれる。関連文献として満蒙全書、満蒙要覧も重要である。労農ロシア・ソ連に関する文献も70件に上り、その中には労農露国研究叢書が含まれる。

【研究支援のヒント】

もとより、三菱系企業や合資会社の経営史的研究を志す人は、本サイトで入門的に検索、閲覧した上で、三菱経済研究所附属の三菱史料館に問い合わせて、未公開の史料を請求していただきたい。その場合『三菱史料館論集』という研究年報には眼を通しておく必要がある。

また、同種の検索サイトとしては、日本貿易振興機構=アジア経済研究所のデジタルアーカイブス「近現代アジアの中の日本」も利用できる。これは同研究所所蔵文献を土台に、NACSIS-CATに加盟している国立大学系の図書館から提供されたデータベースを加えたもので、大規模であるほか、一部は電子データ化されている。

また、国立公文書館アジア歴史資料センターのサイトは、国立公文書館、外交史料館、防衛省防衛研究所3機関の公文書を検索し、さらにダウンロードできる利点があるが、私企業たる三菱諸企業の文献はほとんど含まれていない。

反対に、本サイトには樺太庁や朝鮮・台湾総督府、満洲国の刊行物も数多く含まれる。樺太庁の出版物では、南樺太はむろん、ソ連領で日本が利権契約企業をおいていた北樺太の森林、石炭、石油に関する資源調査報告が重要である。北樺太石油株式会社は三菱系であるが、私企業と国策がどのように繫がっていたのかを研究するには、本サイトで検索できる文献が有力なヒントになるかもしれない。