研究所紹介

INSTITUTE INTRODUCTION
研究所紹介


理工学研究所長 大倉元宏

特色のある研究の推進

2010年4月に成蹊大学理工学部および大学院理工学研究科の付属施設として,理工学研究所の設置がされました。研究所を作った目的は,従前の個人をベースとした研究だけでなく,組織を主体とした研究も実施できるような仕組を整え,研究を戦略的に展開し,外部との連携を強めていくことでした。

成蹊大学理工学部は,研究者の数は90数名で,中小規模の学部です。大規模学部と同じようなやり方をしていたのでは息切れを起こしてしまいます。グローバル化,産業界や地域との連携および学生の活性化をキーワードに特色のある研究を推進・展開していく必要があります。

幸いなことに最近,優秀な若手の研究者が集まってきてくれています。彼らのパワーも結集して,特色ある研究を推進・展開していきます。最近の比較的大勢の研究者が参画したプロジェクトとして,私立大学学術研究高度化推進事業(ハイテク・リサーチ・センター整備事業,2004年度~2008年度)と私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(研究拠点を形成する研究,2008年度~2012年度)があります。前者では,「人にやさしい次世代無機材料の開発と評価」「人にやさしい次世代有機・バイオ材料の開発と評価」「人にやさしい次世代生活サポートシステムの開発と評価」をテーマに掲げました。後者のテーマは,「人と環境に優しい調和した統合化環境制御システムの構築―ユビキタス環境構築による環境問題ソリューション―」でした。これらの研究の蓄積を考えると,「人」「材料」「環境」「エネルギー」「ネットワーク」「ソフトウェア技術」などが特色ある研究の核になるのではないかと考えられます。

これらの研究の核に,複数分野の研究者が参画し,組織的研究・プロジェクト研究の企画・推進により,お互いが研究分野を補完し,境界領域までも含む特色ある研究として大きな成果を得ることをめざします。

2015年度より,理工学研究所の活性化の一環として,外部からの受託研究の窓口を理工学研究科から理工学研究所に移しました。2015年度には企業や自治体から相当数の研究を受託しました。

特色ある組織的研究と受託研究を両輪として,その成果を社会に還元し,さらに次の研究テーマに繋がっていくという正のスパイラルを描くようチャレンジしていきます。

理工学研究所 理工学部長