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2012年に成蹊学園は創立100周年を迎えましたが,同時に理工学部の前身である成蹊大学工学部創設50周年でもあります。今から半世紀前の1960年代は,人類が初めて宇宙を飛び,半導体技術の向上によりエレクトロニクスは新時代を迎え,また,生命や遺伝子,宇宙,物質の究極像などについての革新的な知見がもたらされました。新しい時代を予感させる発見や発明が相次ぎ,科学技術には人類社会の発展と未来の夢が託されていた,そんな中,成蹊大学工学部は創設されたのでした。そして半世紀経った今,科学技術は文明のあらゆる領域において基盤となり,現代社会を支えています。
しかし,私たちが今日直面する諸問題はかつてないほどに複雑化かつ多様化しています。人類にとって未体験のテーマも数多く,科学技術をとりまく環境も大きく変容しました。いま,科学技術に携わる者に求められているのは,生活の利便性,消費財の生産の追求だけでなく,自然との共存,地球環境,グローバル化への対応などの観点に立つ広い視野にたった人類社会への貢献です。
理工学部では,これまでの学問分野の枠にとらわれず,複数の学問分野を有機的に集結し,社会的使命に基づいて構成された3学科(物質生命理工学科,情報科学科,システムデザイン学科)の
体制のもと,社会に貢献しうる人材の育成を掲げています。知識や情報を使いこなし,科学技術を社会のために役立てていく応用力や創造性を培うため,実験や実習で実際に手を動かして試行錯誤し,物事を模索し,自分のものにすることを目指しています。また,本学では文理共通キャンパスの特性を生かした全学教育科目(成蹊教養カリキュラム)が設置されており,分野を越えての教員や学生との交流を通して,より広い視野を獲得するための環境が用意されています。
本学での学生生活を通して,専門知識の習得にとどまらず,人間性を高め,自ら考えて問題を解決できる力を身につけ,社会に出て活躍してくれることを願っています。
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