募金対象事業ー6つの柱ー

国際教育センター (2004年4月~)

世界を見つめる目国際化に即して教育内容を充実。

国際教育センターは、国際理解教育の推進を学園全体の目標として掲げ、小学校から中学・高等学校、大学まで、総合学園の特色を活かした縦断的な組織として設立しました。
一貫した国際コミュニケーション能力の開発、異文化を実際に体験する国際交流・海外留学など、各段階に応じた多岐にわたる国際理解教育を体系的に展開することで、語学だけに特化することのない真の国際人の育成を目指します。

情報図書館(2006年9月~)

高度な情報リテラシーを実現する多彩な機能を備えた「知の拠点」。

情報図書館は、21世紀の情報化・国際化社会に対応するため、多彩な情報収集能力を備えた「知の拠点」として開館しました。ネットワークにより学内だけでなく学外の学術情報も瞬時に検索・利用することができます。地下の2フロアにまたがる「自動書庫」は収蔵能力約72万冊。1階から5階までの開架書架では約55万冊の図書を自由に閲覧できるほか、各階にはインターネット接続が可能な個室閲覧室「クリスタルキャレル」全266席を設置。アトリウム中空には新しい図書館を象徴する5つの球体型グループ閲覧室「プラネット」がレイアウトされています。
伝統あるレンガ造りの校舎のイメージを継承しつつ、採光性に優れた「伝統」と「未来」の調和した美しい建物です。

建築概要

設計:(株)坂茂建築設計・(株)三菱地所設計のジョイント
構造規模: 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 地上5階、地下2階
軒高:15m
延床面積:約12,000m2
座席数:約1,150席
収蔵冊数:約130万冊
工期:2004年12月着工、2006年6月竣工

坂茂氏プロフィール

成蹊高等学校27回卒(昭和51年3月)
クーパーユニオン(米)卒
ニューヨーク グラウンドゼロの建設 コンペで2位
フランス ニューポンピドーセンター コンペで1位

小学校28人・4学級制 小学校施設の再開発 (2005年4月~2008年9月)

少人数教育の質の向上を理念に、一人ひとりの個性を引き出す教育を実践。

創立者中村春二が唱えた個性尊重のための少人数教育の理想を具現化するため、成蹊小学校では2005年より段階的に28人・4学級制をスタート。2008年、全学年での4学級体制が完成し、9月からは、少人数学級編成に対応した新しい小学校本館の使用を開始しました。
T環境の整備など学習環境の充実のほか、「ふれあい」と「居心地のよさ」というコンセプトのもと、ワークスペースやけやきホール(多目的ホール)を設置。エコロジー、バリアフリー、セキュリティといった点にも配慮し、のびのびと学習できる豊かな教育環境を実現しました。

学園環境整備資金の充実 (2009年12月~)

武蔵野の自然に共存する環境の時代に対応した緑化・環境整備。

中学・高等学校の外周道路の沿道緑化や、情報図書館の周辺整備など、武蔵野の自然に育まれた学園の環境・施設整備に加え、箱根寮の敷地内植栽整備などを進めてきました。

2009年12月には400mグラウンドの改修工事が完了し、『けやきグラウンド』と命名されました。日本陸上競技連盟の公認に準拠した8レーンのトラック、ラグビー・サッカーなどの公式戦が開催可能となる人工芝舗装など、美しく生まれ変わったグラウンドは、成蹊学園の新たなシンボルの一つとなっています。

一貫教育の強化と中学・高等学校ホームルーム棟の整備 (2006年7月~2008年11月)

国際化・情報化の時代にふさわしい総合的な施設再開発を推進。

学力増進、国際理解教育、全人教育の充実を目指し、中学・高等学校では一貫教育の強化に努めています。発達に応じたきめ細かな指導により、個性や才能を自覚する機会を与え、学力だけではない人間としての基礎力、応用力、実践力を備えた人材を育てていきます。
2007年8月には、「温かみ」をコンセプトとした新中学校ホームルーム棟が竣工、2008年11月には「機能性」をコンセプトとした新高校ホームルーム棟が竣工しました。
IT時代に対応した施設の総合的な再開発を行い、国際化・情報化の時代にふさわしい人材を育成します。

奨学基金の拡充

専門性の修得や国際交流促進のための奨学金を充実。

向学心の高い学業優秀な学生に対し、学力と人間性のさらなる向上を支援する「成蹊大学学修支援奨学金」、地域および社会貢献や学外での調査研究活動を支援する「成蹊大学社会活動支援奨学金」、協定校への留学を支援する「成蹊大学外国留学奨学金」「成蹊学園三菱留学生奨学金」、高い学習意欲を持ちながら経済的理由により学業の継続が困難な学生を支援する「成蹊大学給付奨学金」、主に小学校、中学・高等学校の児童・生徒を対象とした「中村春二記念育英奨学基金」、東日本大震災により被災した学生を支援する「東日本大震災被災学生支援奨学金」など、特長をもった奨学金制度を体系化し、学生の学業・生活の質の向上を図っていきます。

100周年に向けた、その他の主な取り組み

理工学部 (2005年4月)

知識社会の進展に貢献できる時代に即した3学科が誕生。

工業化社会から知識社会への変革に対応し、社会の要請に応える科学技術の創造に必要な教育環境の整備のため、既存の工学部を3学科からなる理工学部に改組しました。各学科の対象とする科学技術分野の確かな基礎力を養うとともに、広い視野を持ち、物事に取り組むことのできる人材育成を目指します。

経済経営学科 (2004年4月)

情報化・国際化の時代に即した「自立した職業人」を育成。

経済学部では、経済学科と経営学科を経済経営学科に統合しました。学科の枠組みにとらわれないカリキュラムを展開することにより、多元的な視点と広範な視野を養成し、時代にふさわしい知性と良識をかねそなえた、経済社会が必要とする「自立した職業人」の育成を目指しています。

大学成蹊教養カリキュラム (2010年4月)

豊かな人間性と自力教育の基礎を築く。

「成蹊教養カリキュラム」は、文系・理系の枠を越え、幅広い教養と英語力の修得を目指した全学部共通の新たな教養教育です。多角的な視点と柔軟な思考力を養い、文化の担い手として社会に貢献していく人間の養成と、常に問題意識を持ち、考え、解決していく自発的な姿勢と力を身に付けることを目的としています。

法科大学院 (2004年4月)

伝統ある少人数教育 広く社会人にも門戸を開いたロースクール。

成蹊大学法科大学院は、双方向型授業形態を基本とした、アメリカのロースクール並の少人数教育を実施。個性を尊重したきめ細かな指導を実践し、理論と実務、そして人格のバランスの取れた人材を育成します。渉外・企業法務を重視したカリキュラム構成となっており、広く社会人に門戸を開いたロースクールです。