ー身近な吉祥寺の気候から江戸の気候までー
<オンデマンド配信>
「地球温暖化」、「ヒートアイランド現象」、「ゲリラ豪雨」、「東京砂漠」...
東京は、急激な社会変化とともに、気候環境も大きく変化してきました。成蹊学園では、1925年に気象観測が開始され、約100年にわたる吉祥寺の様々な気象データが蓄積されています。このデータから分かる吉祥寺の気候や、古文書の天気記録から復元された江戸の気候について、成蹊大学の専門家が分かりやすく解説し、東京の気候変動について議論します。
■□ 講演者 □■
成蹊大学理工学部教授・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター副所長 宮下 敦
成蹊大学経済学部教授・学長補佐・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター所員 財城 真寿美
■□ 司会者 □■
成蹊大学法学部教授・アジア太平洋研究センター所長 高安 健将
■□ 講演内容 □■
宮下 敦
「東京の気候変動ー成蹊気象観測所のデータからー」
財城 真寿美
「江戸の気候変動」
・温度計のなかった時代
・江戸での気象観測
・江戸でもヒートアイランド?
ディスカッション
■□ お申込 □■
事前登録制(視聴無料)/ 定員 500名
申込URL https://v2.nex-pro.com/mypage/libraries/42547
講演者司会者・プロフィール(敬称略)
/宮下 敦 成蹊大学理工学部教授・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター副所長/
1960年生まれ。成蹊大学教職課程センター長/成蹊学園サステナビリティ教育研究センター副所長。
専門は理科教育学、岩石学および鉱床学。2018年まで成蹊中学高等学校地学科教諭と成蹊気象観測所所長を兼務。成蹊気象観測所において、約25年のあいだ気象観測に従事し、中学生の気象観測体験や高校生の天文気象部の活動などをサポートしてきた。
/財城 真寿美 成蹊大学経済学部教授・学長補佐・成蹊学園サステナビリティ教育研究センター所員/
1976年生まれ。 奈良女子大学文学部卒業、2004年東京都立大学理学研究科にて博士(理学)を取得。専門は、歴史気候学・自然地理学。日本の気象庁設立前の気象観測記録を世界各地で収集し、寒冷な気候が頻繁におこっていたとされる14~19世紀ごろの「小氷期」から、現在の「地球温暖化」にいたる気候変動の地域特性について研究を行っている。
/高安 健将 成蹊大学法学部教授・アジア太平洋研究センター所長/
1971年 東京生まれ。1994年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、2003年 ロンドン大学/London School of Economics and Political Scienceにて博士号(政治学)を取得。北海道大学大学院法学研究科講師、成蹊大学法学部助教授を経て、現在、成蹊大学アジア太平洋研究センター所長・同法学部教授。
主著に、『首相の権力—日英比較からみる政権党とのダイナミズム』(創文社、2009年)、『議院内閣制—変貌する英国モデル』(中公新書、2018年)。