「成蹊(せいけい)」という名は、
司馬遷の『史記』の
「李将軍列伝 *」に引用された
「桃李不言 下自成蹊」
桃李(とうり)ものいはざれども、
下おのづから蹊(こみち)を成す
からとられた。
桃や李(すもも)は何も言わないが、
美しい花や良い香りの果実を
求めて人が集い、
その樹木の下には自然と
蹊(こみち・小道)ができるという
李広将軍その人を讃えた故事である。
桃や李は、
人格者であることのたとえで、
そのような人物は黙っていても、
徳を求めて人々が集まってくるという
意味を持つ。
「成蹊」の名を掲げて100年余り。
成蹊大学は、
魅力ある人物を育み続けます。
*李広【り・こう】(?-B.C.119年)
中国前漢時代の弓の名手でもあった将軍。