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文学部墓田ゼミでフィリピンの研究者を招いてゲスト講義をおこないました

2018年07月24日

教育・研究

7月23日、文学部墓田ゼミで、フィリピンの外交・安全保障政策を専門とするレナート・クルース・デカストロ(Renato Cruz De Castro)氏(デラサール大学教授)を招いてゲスト講義をおこないました。同氏は現在、防衛研究所の客員研究員として日本に滞在中です。

講義のテーマは「ドゥテルテ政権下におけるフィリピンの外交政策―台頭する中国に対する宥和政策の追求における課題(Philippine Foreign Policy under the Duterte Administration: Issues and Challenges in Pursuing a Policy of Appeasement on an Emergent China)」です。

デカストロ教授は、中国が南シナ海での軍事拠点の建設をはじめ、アジア太平洋地域で強硬な海洋進出をおこなっている現状に触れつつ、台頭する中国にフィリピンがどのように対峙しているかを説明しました。ドゥテルテ政権が中国への宥和政策を続け、中国からの巨額の投資を受け入れるなかで、中国がフィリピンに対して支配を強めている状況に、同教授は強い危惧を示しました。デカストロ教授によれば、フィリピンのみならず東南アジア諸国では、日本が同地域で積極的な役割を果たすことへの期待が高いとのことです。

今回のゲスト講義は、フィリピンの情勢を理解する有意義な機会となりました。授業後の懇親会でも活発な意見交換がなされました。