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文学部国際文化学科の細谷ゼミが、プロジェクト型授業の一環で群馬県邑楽郡大泉町にフィールドワークに!

2018年10月23日

教育・研究

2018年10月19日
移民及び異なる文化的背景をもつ人々がともに暮らす社会について実践的に考えるプロジェクト型授業の一環として、文学部国際文化学科の細谷ゼミ(文化人類学)で、群馬県邑楽郡大泉町にフィールドワークに行きました。
大泉町は全人口の18%が外国人住民という、全国でも外国人住民の割合が高い町で、その多くを日系ブラジル人が占めています。ブラジルは世界最大の日系人人口を有しています。1990年の入管法改正以来南米ブラジル、ペルーから多くの人々が「デカセギ」として来日し、現在は定住化が進んでいます。一方で少子高齢化と若者の都市部への流出が進む地方において、外国人住民の存在は新たな期待を生んでいます。
 当日は大泉町観光協会の御協力により、日本語とポルトガル語のバイリンガルの日系ブラジル人富樫ジュリアナさんが案内役を務めて下さいました。今回は大城ダイアネさんも加わりました。はじめに富樫さんに大泉町の概略について御説明いただいた後、平野パウロさんが、日本で暮らす日系ブラジル人の人々の経験について御話し下さいました。平野さんは大泉町を舞台とした映画「サンゴ―ヨン・サッカー」やNHKの「新日本風土記」にも出演された方です。日本とブラジル、ブラジルの日系人社会とブラジルという重層的かつ多様な文化や社会を往還するなかで、平野さんが直面してきたアイデンティティの揺らぎと追及をめぐる軌跡が印象的でした。
続いて日本定住資料館を見学した後、昼食はブラジル料理を堪能しました。午後はエスニック・ビジネスを視察するため、南米の食材や製品が並ぶ市内のスーパーや、日本で起業したVilMilkチーズ工房を見学しました。オーナーのビルマールさんが試食させて下さる数々の賞を受賞しているチーズやスイーツにみんな大喜びでした。最後に、外国籍の子どもたちの児童発達支援・放課後等デイサービスをおこなうNPO「エスペランサ」を訪問しました。代表の林勉さんに設立の背景を含めたお話しを伺った後、学校から次々に帰ってくる子どもたちと交流をしました。
フィールド経験をもとに、ゼミを通じて移民政策について考察を深めていきます。