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理工学部 三浦正志教授が「船井学術賞」を受賞しました

2019年05月15日

教育・研究

理工学部システムデザイン学科 三浦正志教授(専門分野:電子・電気材料工学、電磁現象学、超伝導工学、結晶成長学)が、4月20日に京都大学桂キャンパス船井哲良記念講堂で行われました第18回船井情報科学振興財団表彰式にて「船井学術賞」を受賞しました。
船井学術賞は情報技術、情報科学に関する研究について顕著な功績のあった者を褒賞し、わが国の情報技術、情報科学に関する研究の向上発展に寄与することを目的としており、国内の大学あるいは公的研究機関に所属する39歳以下の研究者を対象としています。
三浦教授の受賞内容は次のとおりです。


●受賞の業績名
超伝導臨界電流向上技術と情報通信デバイスへの応用

●業績概要
近年、データ通信が爆発的に増大し、今以上に周波数資源の逼迫が世界的に見込まれ大きな問題となっています。特に次世代通信技術においては、高周波数の効率的利用を実現可能な移動体通信基地局用フィルタの開発が急務となっています。フィルタに使用する材料として液体窒素温度下でも高い超伝導特性を示す酸化物高温超伝導薄膜は、一般的な金属フィルタに比べて低い表面抵抗を有するため応用が期待されています。
三浦教授は、応用上重要である臨界電流密度を向上させるために、臨界電流密度低下の要因であった量子化磁束の運動を抑制するため、結晶性を低下させずにナノサイズ非超伝導相を導入させる技術を開発してきました。その結果、フィルタに使用可能な高い臨界電流密度を得ることに成功してきました。これらの成果は、Nature系論文を含む78件の査読付学術論文として発表され、全国発明表彰21世紀発明賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞、フジサンケイビジネスアイ賞など18件受賞し、国内外で高く評価されていることが今回の受賞となりました。
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