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経済学部 山上浩明准教授の研究課題が住友財団の研究助成に選定

2019年12月02日

教育・研究

経済学部 山上浩明准教授(研究分野:経済学/理論経済学/環境経済学)の研究課題「家計部門における時間とエネルギーの代替に関する研究」が、2019年度住友財団環境研究助成の一般研究の助成に選定されました。概要は以下の通りです。

●外部研究資金名:2019年度 住友財団環境研究助成 一般研究

●助成額:350万円

●研究課題:家計部門における時間とエネルギーの代替に関する研究

●研究代表者:成蹊大学 山上浩明 准教授

●共同研究者:松山大学 溝渕健一 教授

●要旨
自動掃除機、食器洗い機、オンラインショッピングなどの便利な時間短縮技術やサービス(以下、時短技術)が一般家庭に浸透しています。これらの時短技術は、家事などの作業効率を向上させ、家事労働から解放された自由な時間を提供してくれます。他方、これらの技術はエネルギーの利用を伴うため、エネルギーを利用しながら時間を獲得するという関係が存在することを意味しています。さらに、自由な時間が増えたとき、ひとは増えた時間を利用して、追加的にエネルギーを消費する活動を行うかもしれません。このように時短技術とひとの行動変化によってエネルギー消費が増加することになります。各家庭においては小さな変化かもしれませんが、技術が普及するにつれ経済全体では非常に大きな変化となりえます。
日本は常にエネルギーの供給問題に直面しており、家庭部門の行動変化について見落としてしまうとエネルギー需要予測に負荷をかける恐れがあります。しかし家庭部門における時間とエネルギーの関係に注目した研究は多くありません。そこで本研究は、日本の一般家庭を対象にした社会的な調査や実験を通して、時短技術の導入と、それによるひとの行動に関する時間配分の変化を明らかにします。加えて、行動の変化に伴って、エネルギー消費量がどれほど変化するのかを明らかにします。これらの調査結果を基に、本研究は望ましいエネルギー利用の在り方を示すことを目指します。