理工学研究科1年 加藤尚瑛さん（池上研究室）が，株式会社 NTT データ数理システムNumerical Optimizer 学生研究奨励賞の「優秀賞」を受賞しました。
この賞は、Numerical Optimizer を用いた学生の学術研究の支援・啓蒙および発表の場の提供を目的とした制度です．加藤尚瑛さんの卒業論文を基にした論文は，2020年春最高の「優秀賞」を受賞しました．
受賞内容は以下の通りです。
受賞名：2020年度 Numerical Optimizer 学生研究奨励賞 優秀賞
受賞題目：ナーススケジューリング -改善モデルと複数最適解の生成-
受賞者：加藤 尚瑛
講評：
標準的な定式とその改善モデルについて、多様なインスタンスについて具体的に厳密解を求める実験は、実務的な応用可能性を示す意味があります。本研究では、そこからさらに進んで、シフト表の「相違度」を定量化し、真の意味で「多様な解」をいかに求めるかという課題に進めています。
似たような解を量産するのでは実用面では物足りない、というのはスケジューリングにかわる実務者が共通して表明する見解ですが、この課題をきちんと定量的にモデル化し、一つの着眼において結果の算出が可能であることを実験で示している点で、先駆的で意義深い研究だと考えます。
詳細はこちらから：（NTTデータ数理システム）