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理工学部 バイオエレクトロニクス研究室は株式会社ナリコーと植林に関する共同研究を行っています

2020年10月27日

教育・研究

理工学部 物質生命理工学科のバイオエレクトロニクス研究室(鈴木誠一教授)は株式会社ナリコーと共同して植林の実証研究を行っています。

株式会社ナリコーは成田国際空港におけるメンテナンス事業、土木建築業、一般及び産業廃棄物処理業、葬祭業、飲食業、保険代理店業と多岐にわたる事業を展開している企業です。創業以来「地域社会への貢献」を基本理念とし、「地球環境・地域環境の保全」を重要課題の一つととらえ取り組みを進めています。

バイオエレクトロニクス研究室との共同研究では、使われていない遊休地に桐を植林し、木材の生産を行うと同時に二酸化炭素固定を実現するために2020年5月より植林の実証実験をはじめました。植林された早生桐は、3~5年で成木となるためスギやヒノキなどの6~10倍の二酸化炭素固定速度を持っています。この優れた特性を活かして、使われていなかった土地で二酸化炭素固定をするための最適条件を調べています。

今後は持続可能な植林事業を展開するための基礎データを蓄積し、成田空港周辺において農業や環境に配慮してエコで有効な土地利用をナリコーと共に進めていきます。

バイオエレクトロニクス研究室のホームページはこちら
株式会社ナリコーのホームページはこちら

実証実験を行う遊休地

2020年6月
早生桐を植林

2020年8月
2か月で人の背丈ほどに成長

2020年10月
4カ月で3メートルほどに成長