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経済学部現代経済学科の「実践ゼミナールB」の授業紹介

2021年07月29日

教育・研究

経済学部現代経済学科の「実践ゼミナール」は学科の特徴あるプロジェクト型授業で各クラスそれぞれユニークな取り組みが進んでいます。

「実践ゼミナールB<4>」では「茨城県つくば市での観光ビジネスを創出する」をテーマに首都圏のベッドタウンであるとともに学術研究都市、筑波山などの観光資源を持った多様な地域特性がある自治体であり、コロナ禍において都心からの移住も顕著なつくば市の課題に応えられるような観光ビジネスプランを考えます。

この授業を担当する堀田誉講師(非常勤)は「いばらき観光マイスターS級」および経営コンサルタンティング会社の共同代表として実際に茨城県の観光事業の活性化に取り組まれています。同市の観光産業の取り組みについて堀田講師の実務経験から学ぶほか、ケーススタディとして現地でさまざまな観光事業に取り組まれている方々をゲストに迎え、筑波山エリアの魅力から課題まで臨場感を持って現場の事情をご紹介いただきました。学生たちは、現地でフィールドワークをしているかのようにゲストの方々の話に熱心に耳を傾けます。

4~6人のグループに分かれ考えた観光ビジネスプランは、筑波山周辺で食べ歩きできるお土産品の開発プランや、つくば宇宙センターに着目した旅行プラン、外国人観光客を誘致するプランなど、つくば市の魅力をより発信でき、かつ課題をクリアできるようにと検討されたものでした。

堀田講師は「消費者として身近に感じている観光ビジネスを経営の側から捉えることで、社会を多面的に把握する視野が養われたと思う。自分が関心を持った地域にどのような特性があるのか、分析し、課題を見極めるきっかけにしてほしい」とおっしゃっていました。

現代経済学科の後期の授業にも注目していきます。