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ルーマニアの伝統楽器パンフルートの発表会に本学ルーマニア交流事業学生スタッフが出演しました

2021年09月06日

社会・地域連携

2021年7月24日(土)、豊洲シビックセンターホールにて、日本ルーマニアパンフルート協会主催「第2回 さくらりパンフルート発表会」が開催されました。

パンフルートはルーマニアの伝統楽器です。成蹊大学ルーマニア交流プロジェクト内には、このパンフルートの演奏を学び、パンフルートの魅力を発信する活動があります。これは、2019年12月7日(土)の武蔵野市国際交流会(MIA)の「国際理解プログラム- ルーマニア民族楽器のお話&ワークショップ」にボランティアとして参加した学生スタッフの発案により始まった活動です。

昨年11月に開催された「第1回 さくらりパンフルート発表会」は無観客でしたが、第2回は感染対策を十分に取り、観客数を制限した上で有観客で行われました。
第2回発表会では、出演者の演奏に先立ち、日本ルーマニアパンフルート協会会長で学生スタッフの演奏指導をしてくださっている櫻岡史子先生より、パンフルートについての説明がありました。パンフルートは世界でもっとも古い楽器の一つで、材質は主に竹で、長さの違うパイプを束ねて留めただけという大変シンプルな作りとなっています。作りはシンプルですが、音程を揃えるために、パイプの中に塗る蜜蝋の量を調節するという大変に複雑で繊細な作業が必要です。さらに、奏者は息の量や吹き方、楽器の傾きなどにより、音程を調節する必要があり、世界で最も演奏が難しい楽器の一つとされています。

学生スタッフたちは、新型コロナウィルス感染拡大の中でオンラインで地道にレッスンを続け、第2回発表会では、「アンサンブル(合奏)」のみでなく「ソロ(独奏)」にも挑戦しました。学生たちをご指導いただいている櫻岡史子先生からは「本当に素晴らしい演奏でした。成蹊大学の生徒の皆さんの才能に溢れた演奏に多くの協会会員も魅了され、勇気づけられました」とお褒めの言葉をいただきました。

出演した学生たちからは、「舞台後ろがガラス張りという斬新なデザインの素晴らしいホールで学外の出演者とともに演奏出来たことをとても嬉しく思います」「初めてのソロでは緊張しましたが、アンサンブルではハーモニーを楽しむことが出来ました」「オンラインレッスンでご一緒させていただいていたパンフルート仲間と対面で会うことが出来たことも嬉しかったです」などの感想が寄せられました。

パンフルートの音色は素朴ですが、とても暖かく豊かです。聴衆は心癒されるひとときを過ごし、満足した様子でした。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。

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