News & Topics

News & Topics

理工学部 里川重夫教授がカーボンニュートラル実現に向けた「e-fuel」(合成燃料)セミナーに講師として出演しました

2021年09月13日

教育・研究

理工学部物質生命理工学科 里川重夫教授(専門分野:触媒化学)が、9月9日(木)にJ P I (日本計画研究所)主催で開催された『カーボンニュートラル実現に向けた「e-fuel」の現状と今後の展望~合成燃料製造プロセスと電解・触媒技術の現状と課題~』セミナーで講演を行いました。

里川教授の環境材料化学研究室では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託された研究開発事業として、資源・エネルギーの新しい利用方法のための触媒技術の研究を行っています。この研究開発事業では、再生可能エネルギー由来の電力から製造される水素を利用して、CO2から効率的に自動車や航空機の燃料となる液体の炭化水素を製造するための新しい触媒を開発することを目指しており、経済産業省をはじめ国が目指しているCO2排出実質ゼロのカーボンニュートラルな社会の実現に向けた画期的な取り組みとなっています。

今回のセミナーでは、合成燃料が必要な理由から、二酸化炭素から合成燃料を製造するための具体的な技術の詳細、さらに海外の研究開発動向までを講義しました。出席者は触媒メーカーの研究員から調査会社の研究員まで幅広い分野から参加され、質疑でも将来に向けてどんな取り組みが重要であるかの活発な意見交換が行われました。

研究開発事業の内容についてはこちらから(外部リンク)

里川教授の研究室についてはこちらから