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経済学部現代経済学科の「実践ゼミナールB」の授業紹介

2021年10月12日

教育・研究

経済学部現代経済学科の「実践ゼミナール」は学科の特徴あるプロジェクト型授業で各クラスそれぞれユニークな取り組みが進んでいます。9月9日(木)から17日(金)のうちの5日間の日程で「実践ゼミナールB<3>」の夏期集中講義が開講されました。

この授業を担当するのは、現代にフィットする「共同体のデザイン」に挑戦しながらリノベーションまちづくりを実践し、「シェアキッチンMIDOLINO_」の代表である舟木公一郎講師(非常勤)。武蔵野市緑町、グリーンパーク商店街界隈の通称「武蔵野MIDTOWN」において、シェアキッチンMIDOLINO_のまちづくり活動と連動し、パブリックである公園や商店街といった空間をいかに活用して暮らしの中に新しい関係性・笑顔を生むことができるか、感じた疑問を戦略的に社会に投げかける「社会実験」を実践し、小さな社会変化を起こすことがテーマです。

舟木講師の武蔵野市緑町でのリノベーションまちづくりの実例を通して、地域自治を学ぶことから始まり、公共空間活用の可能性を考えます。フィールドワークとして、まちぐるみ公務店の野菜出張販売(官民連携プロジェクト@UR団地)やシェアキッチンMIDOLINO_、公苑前プロジェクトを視察し、社会実験を計画。

最終日に学生たちが計画した社会実験を実施しました。ひとつのグループは、公苑前のオフィスにて「敬老の日にありがとうをシェアしよう!ポストカードの販売と手作り体験のワークショップ」を、もうひとつのグループは、シェアキッチンMIDOLINO_にて「コースター・しおり作り体験ワークショップ」「LINEのお悩み相談」を実施しました。

参加学生からは、「この授業を通してコミュニティのあり方を実際に見ることができた」「地域の方々にヒアリングをして、コロナ禍の高齢者の現実を知って目を向けることができた」「考えた企画を実施するには、ニーズや費用など様々なことをクリアしないといけず、できることとできないことを明確にしなければいけなかった」などの声があり、自分たちの足で地域を歩くことで多くの学びがあったようです。

舟木講師は「変化の激しいこれからの社会では、実際にアクションを起こすことが求められるだろう。この講義で学び、短い期間で集中して考え、社会実験を実施した経験が、卒業後に社会に出て何かを実行するきっかけになることを願っている。」とおっしゃっていました。

引き続き、現代経済学科の後期の授業にも注目していきます。

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