一般選抜対策講座2025 協力 代々木ゼミナール

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受験勉強は日々の学びの積み重ねであり、時間との闘いでもあります。

みなさんは効率よく勉強できていますか?
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そこで、こちらでは成蹊大学一般選抜の傾向と対策を代ゼミ講師が解説します。
みなさんの受験勉強の一助となれば幸いです。

※2025年度一般選抜が対象です。
※成蹊⼤学の⼀般選抜過去問題を基に代ゼミ講師が解説します。

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英語 / 国語 / 数学 / 一般選抜ガイダンス

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Trends and measures for each subject

各科目の傾向と対策

英語 English

出題傾向・内容

A方式経済学部・文学部・理工学部の一部で出題される記述問題を除くと、マーク式です。
試験時間はE方式(英語の比重が高い)・A方式経済学部(国語も含む)は90分ですが、その他は60分です。
読解問題の比重が高く、単純な知識だけで解ける問題よりも思考力を要する問題が多くなっています。
分量もやや多いのでスピードも求められます。

難易度

読解問題の比重が高く、「知っていれば即答」という設問よりも「内容が把握できているか」を問う設問の比率が高いこと、制限時間に対して分量が多めであることを考慮すると、難易度はやや高めであると考えられます。

出題形式

E方式・A方式経営学部・法学部:全問マーク式です。
A方式文学部:一部記述方式を含むマーク式。記述問題は下線部和訳1問です。
A方式理工学部:一部記述方式を含むマーク式。記述問題は、英単語の記述、数字の記述。短い内容説明問題です。
A方式経済学部:記述問題は、英単語の記述、品詞の指摘、漢字の書き取り(国語)です。

試験時間

E方式:90分。
A方式経済学部:国語と合わせて90分。
A方式経営学部・法学部・文学部・理工学部:60分です。

入試対策

すべての学部で長文読解中心であるが、基礎となる「語彙力」「構文把握力」を早急に身につけたいところです。

語彙力:市販の単語集で英語から日本語が即答できるようにし、その後で派生語も覚えましょう。
法学部では発音も出題されるので、アクセントの位置とその発音も確認し、熟語に関しては、文法・語法の問題集の熟語単元は最低限終わらせましょう。また、語法、特に動詞の語法は必ずやっておきたいところです。

構文力:学校や予備校、問題集などでこれから取り組む長文について「前から」「スムーズに」文の構造をつかむトレーニングをしましょう。長文対策はその延長にあります。
ただし、機械的に英語を日本語におきかえるだけでなく、指示語や比喩表現、言い換えや対比などの論理関係を意識しながら、筆者の主張を追いかけることも意識するとよいでしょう。
その上で、パラグラフごとに立ち止まって内容を残しつつ、次の展開に備えておくことが大切です。
また、E方式のⅠやA方式経営学部のⅠのような文章中の空所補充問題、A方式文学部ⅠやA方式法学部Ⅳのような整序問題は、知識の実践的運用が要求されるため、過去問で十分に練習しておきたいところです。
A方式法学部では2000語近い小説が出題されるが、問われるのはあらすじの把握が中心なので、必要以上に恐れず、ギヤを変え、設問と照らし合わせながら楽に読み進められるようになれば良いでしょう。
また、A方式経済学部は国語(現代文)との融合問題で面食らうかもしれませんが、英語の問題は決して難しくないので特殊な対策は不要です。

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国語 National Language

出題傾向・内容

学部による違いはありますが、概ね漢字、語彙、文法、文学史などいわゆる国語常識・知識を問う問題と、課題文の理解に基づく選択式の読解問題がバランスよく出題されています。
A方式文学部で古典分野からの出題と数十字程度の記述説明問題があること、A方式経済学部で英語との融合問題のかたちをとることは押さえておきましょう。

難易度

複数の文章を横断して読む読解問題、図表やグラフを参照する問題、近代文語文など一見すると難解に思われるかもしれませんが、高校卒業レベルの国語力を問う標準的な良問が例年出題されています。

出題形式

A方式経営学部と法学部、及びE方式は全問マーク式。A方式経済学部と文学部はマーク式と記述式併用ですが、経済学部の記述問題は例年単語レベルでの応答程度なので、いわゆる「記述問題」が出題されているのは文学部です。A方式経済学部については国語が英語との融合問題であるため、課題文、設問共に横書きとなっているという特徴があります。

試験時間

A方式経済学部は英語との融合問題二題で90分。
A方式経営学部、法学部は現代文三題で60分。
A方式文学部は現代文、古典、漢字の読み書きの三題で60分。
E方式は現代文三題で75分となっています。

入試対策

全ての学部で確実に出題され、得点源にできるのは漢字の書き取りです(A方式文学部では読みもある)。
出題数の多いA方式法学部はもちろん、どの学部を受験するにしても漢検二級レベル(小中高の教科書で学ぶ範囲)まではしっかりと身につけておきましょう。
漢字力は評論文を読解するために必要な語彙力にも直結します。随想を中心に一部文学的な文章も見られますが、どの学部も出題の中心は評論文です。
漢字の問題での得点力に加えて、本文読解の深さと速さを手に入れるためにも、基本に忠実な漢字学習を心がけましょう。

漢字以外の国語常識も重要です。どの学部でもことわざ、慣用句、外来語等幅広く問われますが、中でもA方式経済学部、文学部、E方式での文学史やA方式経営学部での口語文法などは他科目も含めた日常の学習の仕方次第で差がつきます。高校で副教材として配られる国語便覧、定期テストや普段の授業で課される小テストの学習などを活用して得点源にしましょう。

読解問題については上述の通り、どの学部を受けるにしても標準的な評論文の読解力をつけることが第一です。読書習慣が身についていない人はまず学校の現代文の教科書を授業前にしっかり読み癖をつけると良いでしょう。問題演習はいたずらに難問に手を出さず、まずは共通テスト第一問レベルの論理的文章から始めてみましょう。

A方式文学部受験者は古典対策、E方式受験者は第三問の近代文語文対策として漢文の基礎を押さえておくことも忘れないこと。

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数学 Mathematics

出題傾向・内容

A方式の各学部の出題範囲は、経済学部:数学I、II、A、B(数列,統計的な推測)、経営学部:数学I、II、A (図形の性質,場合の数と確率)、B (数列)、法学部は数学I (データの分析を除く)、II、A、理工学部は、数学I、II、III、A、B (数列)、C (ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)。

E方式の出題範囲は、数学I、II、III、A、B (数列)、C (ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)となります。どの学部も全分野から満遍なく出題されていますが、 直近3年をみると、経済学部では(微分積分,図形と方程式,三角関数,数列)、経営学部では(場合の数・確率,データの分析,数列,図形と方程式,三角比)、法学部では(場合の数・確率,微積分)、理工学部では(数III の微分積分やベクトル) の出題が多くなっています。

難易度

経済学部、経営学部、法学部は基本から標準的な問題がほとんどですが、特に経済学部は問題量が多いです。理工学部も基本から標準的な問題が並びますが、若干難易度の高い問題も出題されます。

出題形式

A方式経済学部:マークセンス方式です。直近3年では問題が6題で、大問1と2は小問集合、大問3は中問2問の構成となっています。
A方式経営学部:マークセンス方式です。直近3年では、問題が6題で、大問1が小問集合となっています。
A方式法学部:マークセンス方式です。直近3年では、問題が4題で、そのうち2~3問が小問集合となっています。
A方式理工学部:記述式です。直近3年では問題が4題で、大問1の小問集合のみ答えだけの記述になっています。
E方式:マークセンス+ 記述式です。直近3年では問題が3題で、大問1と2の小問集合がマークセンス、大問3が記述式です。記述式の問題は数III の微積分の問題が中心です。

試験時間

A方式は経済学部、経営学部、法学部が60分、理工学部は90分。
E方式は75分です。

入試対策

どの学部も基本から標準的な問題が中心に出題されるので、まずは教科書の例題レベル~章末問題レベルをしっかり解けるように練習しよう。
その際、ただ解ければいいという考えではなく、定義や公式、解法を深く理解するよう心がけること。
その後、標準的な入試問題集を一冊仕上げ、実践力を養うといいでしょう。特に、経済学部は問題数が多いので、問題の取捨選択が重要になります。
また、理工学部は計算量が多いものや、若干難しい問題が出題されることもあります。
どの学部を受けるにしても、過去問は最低3年分は研究し、時間配分などのシュミレーションをして本番に臨んでください。

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日本史 Japanese History

出題傾向・内容

時代的には原始・古代から近現代まで幅広く出題されますが、原始時代については出題されない年度もあります。
分野的には政治・外交史、社会・経済史、文化史が満遍なく出題されています。
また、文字史料のほかにグラフ、地図や絵画などの視覚資料を提示した出題もありますが、その傾向は学部によって異なります。

難易度

正誤文選択問題が多いため、全体としては標準よりもやや難しめですが、設問によって難易度に差があります。
細かい知識を問う問題がある一方で、標準的な知識で解ける問題もあるため、その見極めが重要です。

出題形式

経済・経営・法学部はマークシート方式のみですが、文学部はマークシート方式のほかに記述式があります。
また経済・経営・法学部では正誤文選択問題が最も多く、他に年代の並べ替え問題も数問は出題されています。
文学部では用語の空欄補充がマーク式・記述式をあわせて最も多く、ついで正誤文選択問題などがあります。

試験時間

経済・経営・法・文学部とも60分です。
正誤文選択問題などには時間がかかるものもあるため、解きづらい設問は後回しにするなど、時間配分を工夫しましょう。

入試対策

出題される用語のレベルは、それほど細かくありません。そのため、まずは教科書の本文を熟読して知識をインプットすることが必要です。
ただし、どの学部の試験も正誤文選択問題が多く、注意深く読まないと解答できない設問もあるため、過去問や問題集などでアウトプットのトレーニングを積むことが欠かせません。
中には繰り返し出題されている事項もあり、過去問演習はその意味でも効果的です。

学部別に見ると、経済・経営・法学部では年代の並べ替え問題も多いため、秋以降はその対策も意識しましょう。
明らかに難度の高い出題もありますが、重要事項については正確な年代をつねに意識しておきましょう。
これらの学部では絵画など図版の出題も多いため、教科書に掲載されているものを中心にチェックしましょう。
また、法学部では「歴史総合」も出題科目に含まれるため、その準備も必要となります。

一方、文学部では用語の空欄補充、特に記述式への対策が重要です。問われる用語のレベルは標準的ですが、表記を誤りやすいものがねらわれることもあるため、歴史用語は必ず書いて表記を確認するようにしましょう。
また、史料7つほどで構成される大問が例年出題されるため、史料問題にも本格的な対策が必要です。

受験生が初めて見るような史料も出されますが、まずは教科書などに掲載されている有名史料を中心に、市販の問題集などを活用して問題の形式に慣れましょう。

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世界史 World History

出題傾向・内容

いずれの学部も西欧史の割合が高めですが、西洋史・東洋史から時代・地域満遍なく出題されているといえるでしょう。
戦後史も、全地域から5~10問出題され、少なくはありません。
出題分野はオーソドックスな政治史や経済史が中心ですが、文化史も古代から近代まで幅広く出題される傾向が見られます。

難易度

ほとんどの問題は標準的な知識で解答が可能ですが、正誤組合せ問題ではやや細かい内容が出題がみられます。
また、現代史の問題では、21世紀の事象が問われることもあり、内容も細かくなる傾向があります。

出題形式

法学部は大問が4つ、そのほかの学部は大問が5つですが、総小問数は全学部共通で50問、全問マークセンス方式です。
出題形式は、空欄補充・語句選択問題、正誤文判定問題がバランスよく出題されます。法学部以外では、正誤組合せ問題も出題されています。
また、経営学部のⅠは図版を利用した問題です。

試験時間

60分。全学部50問で、正誤文判定問題では選択肢文が長い問題も出題されるので、効率よく判定していくことが求められます。
語句選択問題は迅速にこなし、時間を作りましょう。

入試対策

まずは教科書・用語集・資料集や参考書等を用いて、歴史の基本的な流れと用語を覚え、市販の問題集等で知識を確認していくとよいでしょう。
難易度の項目にも書いたように、出題内容のほとんどは基本的水準であるため、無理に細かい用語を覚える必要はありません。
ただ、出題される時代・地域に特筆すべき傾向がなく、幅広く問われるため、網羅的な知識の習得が必要です。対策がおろそかになりやすい文化史や戦後史にも、抜かりなく目を配るようにしましょう。ある程度知識の習得が進んだら、成蹊大学の過去問をできるだけ解きましょう。

成蹊大学入試の世界史は、学部間で出題傾向や出題形式、難易度にほとんど差がなく、類似の問題が繰り返し出題されることもあるため、他学部の過去問を解くことも非常に有用です。特に、正誤文判定問題は、年度・学部によっては全問題の半分以上を占めることもあり、十分な対策が求められます。

一見して難しそうな問題でも、明確な正文と判断できる選択肢があったり、あからさまな誤りを含んだ選択肢が見つかることが往々にしてあります。
このような正誤判定の感覚は、過去問演習を通じて養うことができます。共通テスト対策問題集を解くことも、良い練習になるでしょう。
また、実際の受験に際しては、同年度に類似した問題が出題される傾向も見られます。特に経済学部や法学部を受験する人は、手前の日程の問題は必ず解いておきましょう。

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政治経済 Political Economy

出題傾向・内容

経済学部(現代経済学科)では特に経済理論や国内・国際経済分野などでの出題が目立ち、簡単な計算問題や資料読解問題も含まれます。
一方、法学部では特に憲法、政治、現代史(戦後史)分野などで細かい知識が問われる傾向にあります。
どちらの学部でも、その学部らしい出題内容になっていると言え、対策は必須となります。

難易度

最新の入試では経済学部が解答番号40まで、法学部が解答番号50までと分量が多く、結果として「重箱の隅」のような細かな知識も一部で問われています。
経済理論分野では、各種計算方法の正確な理解も試されます。

出題形式

両学部とも全ての設問がマーク式で、4択問題が基本です。
大問数は、経済学部は従来大問3題だったのが、直近2年は4題に増えました。法学部は例年3題で変わりません。
また特に経済学部の問題において、大問冒頭のリード文で書籍や新聞から引用する工夫や、各小問で統計データやグラフを用いるなどの工夫が見られます。

試験時間

両学部とも60分です。
上述のように解答番号数が40~50と多いので、試験本番では解答ペースを乱さないよう、コンスタントに小問を最後まで解き続けていく必要があります。マークミスなどにも気を付けましょう。

入試対策

「経済学部(現代経済学科)」および「法学部」の入試問題らしい、発展的な出題がそれぞれで見られるので、過去問研究と数カ年分の問題を実際に解いておく作業は必須となります。
「共通テスト」向けの学習をすることも、「政治・経済」全範囲を網羅的に学習できる、という点では有効になりますが、知識の深さや細かな理解度などが、そこからさらに求められることになります。

例えば2024年度の経済学部(現代経済学科)の「政治・経済」では、冒頭で「ニクソン・ショック」に連動した4問ほどが続けて出題されており、手持ちの知識を頭の中で、事前に有機的に結び付けておく学習が重要であったと分かります。
時事的話題に関しても、人権や経済政策など関連テーマと結び付けながら、そのニュースが「政治・経済」のカリキュラム中のどこに位置付けられ、どのような意味を持つのか、積極的に整理しておくとよいでしょう。とは言え、もちろんいたずらに発展的な学習ばかりするのも禁物です。
まずは教科書の内容を、単元に取りこぼしのないよう幅広く堅実に押さえていくことを心がけましょう。

なお、どちらの学部の入試問題でも、選択肢の中から「適切なもの」を選ぶのではなく、「適切でないもの(不適切なもの)」を選ぶ設問がそれなりに配置されており、見落とすと大幅な失点の要因となってしまいます。
心に余裕を持って入試本番に臨めるよう、コンディションを整えておきましょう。

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物理 Physics

出題傾向・内容

大問4つの構成であり、例年、第1問が各分野からの小問集合、力学と電磁気の大問が1題ずつ計2題あり(2017年は電磁気の大問なし)、残る1大問はその他の分野からなる大問または複数分野の中問の組となっています。
出題範囲は「物理基礎・物理(全範囲)」です。

難易度

基礎から標準レベルの出題であり、各分野の基礎理解を試す問題が中心です。
大部分の問題は教科書レベルの問題演習で対応可能な難易度です。

出題形式

マークセンス方式、答のみの記述式、導き方を含めて途中経過(計算式や考え方)を記す完全記述式が複合した出題形式です。

試験時間

80分。問題の難易度と問題量を考えると試験時間は適切です。
完全記述式問題に解答時間を多く確保できるようにしたいところです。

入試対策

出題される問題は基礎〜標準的なものが多く、例年ほぼ全範囲からの出題となっているため、全分野の基礎事項を偏りなく押さえておく必要があります。
第1問の小問集合は、共通テストの第1問とよく似た難度・形式の問題が多く出題されているため、共通テストの過去問(第1問)も対策に活用できます。
第2問以降は分野別の大問構成で、答だけでなく導き方を含めて途中経過を記す完全記述式の設問も出題されます。

完全記述式の解答に困難を感じる受験生が多いかもしれませんが、設問は基本的なものが中心です。
日頃から途中経過を記述する答案作成を意識した学習をしておくことが重要です。問題をどのように考え(基本法則や物理量の定義など何を用いるか)、どのような立式になり、どのような結果が得られるのかを簡潔に解答できるようにしましょう。

完全記述式問題に落ち着いて解答するためにも、マークセンス方式・答のみ記述式の設問は手早く解答したいところです。
例年分野別の大問3題中2題は力学と電磁気が選ばれる傾向にあります(近年では2017年を除く)。
そのため力学と電磁気は、特に入念な対策が要ります。残り1題は他の1分野の大問または2分野の中問の組となっています。
2021年以前は熱または波動の1分野での出題が多かったですが、近年は原子も大問・中問に選ばれています。
また、数値計算も例年出題されています。物理特有の計算問題の対策しておきましょう。

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化学 Chemistry

出題傾向・内容

全問を通じて、化学基礎、化学の全範囲から出題されます。
第1問は化学基礎全般と化学の理論分野、第2問は化学基礎全般と化学の無機化学、第3問は有機化学、第4,5問は化学の理論分野、第6問は有機化学(合成実験)から出題される傾向があります。
リード文がある問題については初見の物質や反応を扱う場合もあります。

難易度

知識問題は基礎〜標準レベル、計算問題は標準レベルのものが多いですが、細かい知識や正確な計算力を問われます。
また、一部発展的な内容を含むこともあります。

出題形式

第1〜3問はマーク式、第4〜6問は記述式です。
選択肢問題の場合、「誤りを含むもの」を解答するものもあるので問題文を良く読みましょう。
また、第4〜6問の計算問題については、計算過程も書くよう指示される傾向がありますので、日頃から分かりやすく、かつ簡潔に計算過程を示せるよう経験を積みましょう。

試験時間

80分です。解答数や難易度を考慮すると時間的に厳しい場合があります。
1つの問題に時間をかけすぎず、知識を正確に身につけ、計算問題は素早く、正確に解く練習をしておくと良いでしょう。

入試対策

どの分野においても、教科書を良く読み、細かい知識まで正確に身につけましょう。
特に物質の名称や化学式、反応式、有機化合物の構造式は必須と言えます。
正誤問題については1つではなく2つの記述が正しい/誤りの文章と設定されているものも多いため、教科書の章末問題や教科書傍用問題集等をたくさん解き、知識の抜けがないようにしましょう。

計算問題については、日頃から手計算をし、スピードと正確さを身につける練習をしましょう。
計算問題を間違えた場合は、考え方を間違えていたのか、立式を間違えていたのか、計算ミスをしたのかなど、必ずどこで間違えたのかチェックし、自分の弱点を把握しておくと徐々にミスをしにくくなります。なお、有効数字の扱いも身につけておく必要があります。

長文の問題や初見の物質・反応を扱う問題については慣れていないと予想以上に時間がかかる可能性があるので、過去問などを用いて経験を積んでおきましょう。また、過去問を解く際は必ず時間を計って解きましょう。
このとき、解き終わったら終了するのではなく、余った時間は見直しをするなど、本番同様のやり方で進めると効果的です。

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生物 Biology

出題傾向・内容

出題範囲は『生物基礎』『生物』の全範囲です。特に、細胞・代謝・遺伝子を扱う分野である、『生物基礎』の「生物の特徴」および『生物』の「生命現象と物質」「遺伝情報の発現と発生」からの出題が多くなっています。
知識が中心の出題ですが、考察や計算も毎年みられます。2023・2024年は描図も出題されました。

難易度

基本的な知識問題が多くを占めていますが、考察力や論述力が必要なやや難度の高い問題も随所にみられるため、全体的な難易度は標準的だといえます。教科書の内容をしっかりと理解していれば十分対応できるでしょう。

出題形式

大問4題。出題形式はマーク式と記述式の併用となっています。マーク式では文章中の空欄補充や短文の正誤判定などが中心です。
選択肢が4個の問題が多く正答を選びやすいでしょう。記述式では論述を中心に並び替えや描図も出題されています。生物現象の正確な理解や考察力が必要なため、答案作成には時間がかかるでしょう。

試験時間

80分。問題の難易度と分量から考えると、余裕をもって試験時間内に解答できるでしょう。マーク式の問題をテンポ良く確実に解き、比較的難度の高い記述式の問題に十分な時間をかけられるかどうかが重要となります。

入試対策

基本的な知識問題で確実に得点するために、まずは教科書の内容を正確に理解することが最重要です。教科書で太字になっている用語を中心に、周囲の説明をよく読んで用語の意味を正しく理解しながら学習を進めましょう。その際、周辺事項と関連づけると記憶が定着しやすくなります。描図問題もみられるため、ノートに図を描いて要点をまとめると良いでしょう。

入試でみられる計算問題は教科書で取り扱いのある内容をもとにした標準的な内容ですが、考察問題は初見の資料や実験を解析・考察させる高度なものもあります。したがって、教科書や図説の実験・観察を隅々まで読み、内容を単に暗記するのではなく、計算の方法や実験の原理などを理解することが大切です。
さらに、特に差がつきやすい論述問題においてできるだけ点数を獲得するため、重要な生物用語や実験については30〜50字程度で簡単に説明できるようにしておきましょう。

知識や理解の定着は、繰り返し覚えることだけでなく、問題演習を通じてアウトプットすることによって、より確実なものになっていきます。教科書傍用問題集などの標準〜発展レベルの問題に数多く取り組むことにより、基本的な知識を確実にするとともに思考力と論述力も養っていきましょう。また、直前期には過去に出題された問題を制限時間内で解く練習をし、出題内容や形式を確認するとともに、時間配分などを把握することも重要な対策になるでしょう。

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Trends and measures for each subject

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