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日本を中心とした
東アジア文化論

対象学年
3・4年次
担当教員名
有富 純也 教授
Junya Aritomi
学びのキーワード
  • 日本文化
  • 韓国文化
情報発信
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研究の内容

日本を中心に、東アジアの様々な文化や歴史について学ぶゼミです。具体的には、アクセサリー・お土産品・お墓といった物質的なもの、ケガレや怨霊といった精神的なものを過去には扱いました。また、音楽や映画、アイドルといったいわゆるサブカルチャーについても学ぶことが可能です。「学ぶ」といっても、受動的に「教わる」というわけではなく、学生さんが自主的に調べ、議論することを推奨しています。教員がまったく話さずゼミが終わってしまった…なんてこともありました。

研究の進め方

3年生前期は、日本・東アジアを中心とする文化に関する書籍を読み、担当者が要約、問題点および議題を発表してもらいます。そのうえで、全員で議題を討論することで、歴史や文化への視野を広げていくことを目標とします。今まで、網野善彦『無縁・公界・楽』(平凡社、1996年)や河添房江『唐物の文化史』(岩波新書、2014年)などを読みました。
後期は、みなさん個々人の興味関心に従い、自分で学術論文を選んで要約、問題点および議題を発表し、そのうえで、全員で議題を討論することで、4年生の卒論に向けての準備を行います。
時折、一次資料に慣れるため、漢文や「くずし字」文書を解読することも行います。
また、夏休みや春休みに史跡を巡る調査旅行を実施したいと思っています。普通の観光地ではない遺跡なども調査します。

未来のゼミ生へ

「国際文化学科なのに、なぜ日本文化?」と思うでしょう。ですが、1、2年生でさまざまな国際文化を勉強すると、「逆に日本のことが知りたい」という先輩が一定数いらっしゃいました。また、政治的には韓国と仲が良いとは言えない状態ですが、文化交流が盛んなことは、皆さんの方がよりご存知だと思いますが、なぜそのようにねじれているのか、考えてみたい先輩もいらっしゃいました。そのような人たちのために、このゼミは存在します。「卒業論文は大変だったけど、ゼミが楽しかったな」と卒業式のときに思ってもらえるようなゼミを目指しています。

ゼミ・研究室の魅力

  • フィールドワークができる
  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 学外の人と交流ができる
  • 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
  • 論理的な思考力が鍛えられる
  • 研修旅行やゼミ合宿がある

卒業論文のテーマ

  • 院政期の女院
  • 犬に関する比較文化研究
  • 日本の古地震についてー地震観にみる龍と鯰ー
  • 無形文化遺産における日韓文化比較研究
  • アイドル像からみた日韓比較文化研究

教員のプロフィール

有富 純也 教授

Junya Aritomi

専門は日本古代史です。主に奈良・平安時代の国家と宗教の関係について研究していますが、最近は東アジアの肉食文化、韓国の漢字文化や中国仏教の研究もしています。

研究分野
日本古代史、東アジア文化論
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