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政治の視点から
アジアを見る、考える

対象学年
2・3・4年次
担当教員名
光田 剛 教授
Tsuyoshi Mitsuta
学びのキーワード
  • アジア
  • 近代
  • 政治史

研究の内容

なんのかんの言って、政治学はヨーロッパ生まれ、もっと言えば古代地中海世界生まれの学問です。しかし、もちろんアジアにも古い時代から「政治」はありました。それに、ヨーロッパ生まれの学問体系だからといってアジアに適用できないわけではありません。しかし、ヨーロッパ生まれの学問の「規格」にアジアを「あてはめよう」とすると、うまく行かないことがあります。そんなとき、どうするか? それをみなさんとともに考えたいと思います。

研究の進め方

研究の進め方ですか? 好きなようにすればいいのです。きっちりと大学が提供する授業に出るのでもいいですし、自分でインターネットや図書館で調べるのもいいです。だいじなのは「これは研究ではない」と思ってしまわないことです。自分の好きなこと(好きでないことでもいいですが)を知ろうとする、そこが研究の入り口です。もちろん、研究をまとめるときには、テーマを絞り、学術論文の書きかたにしたがって文章を書くという作業が必要です。でも、それができるためには、自分が知りたいと思っていることを、何でもいいから、どんな方法でもいいから、まず知ろうとすること、それなしには「研究する生活」にはなりませんし、「研究らしきもの」はできても内容はとても痩せ細ったものになってしまうと思います。

未来のゼミ生へ

何ごとも「想定外」ではない時代です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックや2022年のロシアのウクライナ侵攻から私はそのことを強く感じました。想定している範囲内と「想定外」のあいだにはいくつもの段階があります。想定してはいなかったけど、これまで想定していたことの延長で無理なく対応できるものから、対応の仕方がわからないもの、そもそも何が起こっているかもわからないものまで、さまざまです。それを知るための方法が「知」(サイエンス)で、それを学ぶ場所が大学です。「想定内」のことについてさまざまなことを知り、考えることが、さまざまな「想定外」に対処するためには必要なことです。その「知」を身につけるためには、大学でまじめに授業に出るだけではなく、自分の好きなこと、自分の気もちの端っこにでもちょっとだけでも引っかかったことを自分の方法で「深掘り」してみることが必要です。好奇心を存分に伸ばして、そして、自分自身でその好奇心に応える訓錬をしてください!

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • 日韓関係・朝鮮半島南北関係
  • 中国現代政治・日中関係
  • 中国思想史(秦の始皇帝とは何者か、儒教とはどういう体系が)
  • イスラームとは何か
  • 日本の若者の投票率はなぜ低いか
  • 公正な選挙制度とはどういうものか?

教員のプロフィール

光田 剛 教授

Tsuyoshi Mitsuta

専門はざっくり言って「日中戦争が始まる直前の中国政治」です。編著書『現代中国入門』(ちくま新書)、ただしやや情報が古くなっています。サステナビリティ教育研究センター所員で、SDGsに関係する活動に関心を持っています。

研究分野
中国近代政治史、中国憲政史、アジア比較政治史
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