研究の内容
ゼミのテーマは、「企業行動研究」です。現実の企業の様々な側面について分析し、今後の動向について考察します。会社の経営に関する理論(学説、概念)および実践の両面について、効率よく情報を収集し、理論的に考察すること、自分の意見を効果的に相手に伝える方法を学ぶことは、将来、ビジネスの現場で活躍するときに、かならず役立つはずです。課題の内容については、受講者の関心を反映させ柔軟に決める予定です。必要に応じて研究会(読書会、日商簿記検定、業界・企業対策)を開催しています。コロナ禍以前は、例年、合宿またはゼミ旅行を自由参加形式で実施していました。

研究の進め方
毎回のゼミでは、提示された課題について、個人またはグループで作業し、プレゼンテーションを作成します(課題ごとに毎回、班替えをします)。作成したプレゼンテーションは、クラス内で討議するとともに、そのうちのいくつかは、学内あるいは他大学との合同研究発表会(専修大学、日本大学、慶應義塾大学、明治大学、明治学院大学、中央大学、青山学院大学などと共催)で発表します。毎年、IT企業(ミツイワ株式会社)との産学連携プログラム(IoTプラットフォームを用いた事業提案)にも取り組んでいます。
デジタルマーケティング、IoT、優良企業研究、志望業界研究、経営手法研究、DX先進企業研究、著名な経営者研究、倒産・経営破綻・失敗の研究、経営理論研究などが、今年度、設定されたテーマです。

未来のゼミ生へ
以下の4つを目標にしています。楽しみながら、御互いに刺激しあい、高めあっていってほしいです。ゼミを通じて、将来、ビジネス社会で活躍し、周囲から評価され続けるスキル、姿勢を身に着けてもらいたいと思っています。
①組織で長期的に活躍できるポテンシャルを高め、周囲から大切にされるためのスキルを磨く。
②企業や経済社会についての情報収集・分析方法について学び、実践的な知識を得る。
③面白くてためになるプレゼンテーションができるようになる。
④主体的に考え、継続的に情報収集し、勉強する習慣を身に付ける。
ゼミ・研究室の魅力
- フィールドワークができる
- ⽂献を読み解く力が身につく
- プレゼンテーション⼒が⾝につく
- 学外の人と交流ができる
- 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
- 論理的な思考力が鍛えられる
- 研修旅行やゼミ合宿がある
- レクレーション、勉強会の企画・運営、ファシリテーションのスキルが身に付く
卒業論文のテーマ
- 電子部品メーカー大手の戦略比較分析
- コンパクトシティにおけるインフラ整備
- MaaSで変わる自動車産業
- 国内ソフトウェア開発の方法論の変遷
- IoTプラットフォームを活用した事業提案
- ジョブ型雇用に関する考察
- 「両利き経営」の推進方法
- 国内スタートアップ企業の育成に向けた処方箋
- デジタルマーケティングの成功要因について
教員のプロフィール

伊藤 克容
Katsuhiro Ito
一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。公認会計士試験試験委員。主要著書に『組織を創るマネジメント・コントロール』(中央経済社、日本管理会計学会学会賞)、『組織を活かす管理会計』(生産性出版、日本原価計算研究学会学会賞)がある。
- 研究分野
- 管理会計論、原価計算論、マネジメント・コントロール理論