Home 経営学部 │ 総合経営学科

キャリアゼミ
─ 企業の人事制度と組織内における個のキャリア形成 ─

対象学年
3・4年次
担当教員名
鈴木 賞子 教授
Shoko Suzuki
学びのキーワード
  • 人事制度
  • キャリア
  • 就職活動

研究の内容

急激な社会環境の変化で企業の働き方も変えていかなければならない状況です。企業には採用した人材を育成するための制度や、個人が成長し長く働き続けるための制度がたくさんあります。ゼミではグループで企業の人事を実際に訪問し、インタビューや取材でどのような制度があるのか調査し、自分達の目で確かめます。各グループが調査した結果を全体で共有することで、企業に対する知識も増えます。人材育成や人事制度・福利厚生など、人に関わる制度は企業によって異なりますが、企業経営にとって「人材・人財」は欠かせない重要な存在です。
組織において個人のキャリアはどのように形成されるか、またどのように形成したいのか、各個人で考えて行きます。キャリアは仕事を通して蓄積された実績や成果だけではなく、個人の生き方や働き方を反映して形成していくことも可能です。グループで調査対象となる企業を決定し、取り巻く環境や業界・企業について情報収集し、その後実際に企業に取材・インタビューに行きます。
インタビューや取材し調査した結果をグループで討論しまとめ、プレゼンテーションをします。企業の中にある人事制度がどのようなものか理解し、その後その制度を利用してどのように個のキャリア形成をおこなうのか最終的には個人でシミュレーションし、プレゼンテーションをおこないます。

iamge

研究の進め方

ゼミは週一でおこなわれますが、プレゼテーションに向けて各グループ毎にスケジュール管理をし、企業訪問や場合によってオンラインでのインタビューなどおこないます。インタビュースキル・プレゼテーションの資料作成のスキル・プレゼテーションスキルなど向上します。3年前期は業界研究、後期は企業研究、4年前期は企業内の人事制度や福利厚生など調査・プレゼテーション。後期は卒業研究テーマに向けて個人・グループで取り組みます。卒業研究の最終プレゼンテーションまでに中間発表など段階的に進めて行きます。卒業研究のテーマは自由です。興味や問題意識を大事にしてテーマを決めます。本格的な卒業研究への取り組みは4年後期です。それぞれの研究テーマに応じて、調査方法や文献へのアドバイスをします。アンケート調査をおこなう場合には、効果的な方法や質問項目などへのアドバイスもします。卒業研究のために追い込むことなく、情報収集やインタビュー、アンケート調査など楽しくおこない成果を出すことを目的としています。

未来のゼミ生へ

在学中にいずれ考える進路選択。その多くが企業就職になると思います。数多くある企業・仕事から自分の基準で選択するのは大変です。働くことから受ける影響は大きいと言えます。自分にとっての良い企業・働き方の基準を持つことで就職活動もしやすくなります。また社会では自分の意見をわかりやすく根拠を明確にして積極的に発信することも大事です。ゼミでは相手の話をしっかり聴き発信することを大事にし、お互いがコミュニケーションを取りやすい環境をつくっています。オンラインでも対面でもできることは多く、お互いが思いやりを持って信頼関係を築ければ、グループワークも自然としやすく生産性も上がります。そして他者との関わりの中から、自分の強みや課題も自覚するようになり、ゼミを通してそれぞれが自分の課題に取り組んでいます。就職活動や卒業する時には大きく成長しています。

ゼミ・研究室の魅力

  • フィールドワークができる
  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 学外の人と交流ができる
  • 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
  • 論理的な思考力が鍛えられる
  • 研修旅行やゼミ合宿がある
  • 企業の人事・経営者、アスリートなどのお話を聴くことができる

卒業論文のテーマ

  • 価値訴求企業が勝つ理由ーセブンプレミアム(セブン&アイホールディングス)と成城石井を事例に
  • 2035年における働き方の変化ー副業人口の増加ー
  • コロナ禍における今後のエンタメ事業の可能性
  • 若者が飲食店を利用する際にInstagram上の口コミから受ける影響
  • 企業のIPO後のパフォーマンス
  • パッケージが消費者に与える心理的影響 ─これからの時代に心を動かすパッケージとは─
  • 若者の男性化粧はどこまで認められるようになるのかー男性化粧の今日までの変遷・隠す化粧から魅せる化粧へのアップデートは可能かー

教員のプロフィール

鈴木 賞子 教授

Shoko Suzuki

企業(メーカー)の人事担当者と出版社を経て大学教員になりました。その経験をいかし調査・インタビューやプレゼンテーションについて講義をしています。多くの友人にゼミで働くことや自身のキャリアについて話していただいています。大学生活と就職活動に関する著書多数。

研究分野
人事制度、キャリア教育、キャリア開発
ページトップへ戻る