研究の内容
このゼミは、企業から商品やサービスを購入する顧客(消費者)や企業の働き手(従業員)に焦点を当てて、その「心理」や「行動」を科学的に分析・解明していくことを目標にしています。経営学系の演習は、企業全般の活動を分析対象とするゼミと、企業にかかわる「人間」に焦点を当てたゼミに分かれます。このゼミは後者に属しています。
研究の進め方
3年生では、まずチームごとに研究テーマを設定し、そのテーマに沿って文献や議論等を通じて、仮説(予想や主張)を提示してもらいます。そして、その仮説を立証するためにデータを収集・分析して、その仮説を科学的に立証していきます。4年生では、卒業論文の執筆は必須ではありませんが(大学院受験等で論文が必要な人には個人指導をいたします)、各人の関心に基づき研究を続けて、その成果を卒業研究として報告してもらいます。
未来のゼミ生へ
高校生までの勉強とは、誰かがあらかじめ決めた正解を見つけることですが、大学の勉強は、あらかじめ正解が存在しないことに関して、正しいプロセスで正解を生み出すことが目的となります。大学のゼミ活動を通じて、高校とは異なる新しい勉強スタイルを身につけ、それに慣れていただければと思っています。
ゼミ・研究室の魅力
- ⽂献を読み解く力が身につく
- プレゼンテーション⼒が⾝につく
- 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
卒業論文のテーマ
- タレントと商品イメージの研究
- 地下アイドルの魅力の研究
- リーダーシップ研究
- 商品パッケージの影響に関する研究
- 購買行動に対するSNSのクチコミの影響に関する研究
教員のプロフィール

上田 泰
Yutaka Ueda
成蹊大学経営学部長、大学院経済経営研究科長。博士(経済学)。日本情報経営学会会長、経営関連学会協議会副会長。
- 研究分野
- 組織行動論、意思決定論