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環境問題の経済学的分析

- 対象学年
- 3・4年次
- 担当教員名
- 山上 浩明
- Hiroaki Yamagami
- 学びのキーワード
-
- 環境経済学
- 資源経済学
- 公共経済学
- 情報発信
- > Webサイト
研究の内容
当研究室の主なテーマは環境経済学です。環境・資源に関する社会的な現象・動向や関係する諸問題について、経済学の観点から「筋の通ったストーリーを丁寧に作成する(論理的に思考する)」ことを目指します。
当研究室で用いられる調査・分析の主な手法は、経済理論を用いたモデルによる定性的分析、理論モデルに基づく定量的分析(数値計算)、アンケートや各種資料から得られるデータを用いた定性的または定量的分析などがあります。
私のホームページ [リンク☞Lecture (in JPN)]から、研究室の詳細をご覧いただけます。
研究の進め方
3年生の前期に、環境経済学の各テーマを紹介する書籍をゼミ全体で輪読しながら、個人・グループで関心のあるテーマを決めます。決めたテーマについて各自・グループで下調べ・分析を進めつつ、3年生の後期に論文の執筆とインゼミでの報告を行います。4年生になると、3年次のノウハウを活かして新たにテーマを立て分析を進め、論文執筆と発表を行います。研究の進め方については、各グループ・各自に合わせて担当教員である山上が指導しますが、実際に進捗させるのは学生です。学生の積極的な自主性に応じて、準備が進められます。

社会との関わり
経済理論の現実問題への適用や、標準的なデータの取り扱い方などを身に着け、社会について論理的に考える素質を養ってもらいたいと思っています。数々のメディアリソースから見聞きする情報を経済学の考え方に落とし込むことを習慣化してほしいと思います。
未来のゼミ生へ
経済学の学習は、社会という思考材料を調理する方法を身に着けることです。まずは、しっかりと基盤科目の理解に勤しんでください。そして、自身の関心に沿った情報を集めることを。その理解を発揮する場所として、演習の研究室を選択してほしいと思います。
ゼミ・研究室の魅力
- 論理的な思考力が鍛えられる
卒業論文のテーマ
- 廃棄物政策(プラごみ貿易, 家庭ごみなど)
- 再エネ政策など
教員のプロフィール

山上 浩明
Hiroaki Yamagami
2011年、パリ第1大学経済学博士課程修了。2021年より現職。専門は環境経済学。近著 "Ambitious Emissions Goal as a Strategic Preemption," (共著) SBE 9: 145-174
- 研究分野
- 教員の主たる研究領域は環境経済学である。近年は、環境政策を伴なった財政改革の経済的な影響や、環境政策と金融システムの相互作用などについて理論的に分析している。また、家計のエネルギー消費に関する意思決定についてのプロジェクトにも携わっている。