研究の内容
東京などの大都市圏域、地方の都市、町村にはこだわりませんが、特定の地域をフィールドに、人口や産業の動態や特徴、自然や歴史遺産などの地域資源について、調査します。調査の方法は、文献調査、統計資料調査及び現地調査です。

研究の進め方
前期は、主に、人口動態や産業について、文献調査や統計資料調査で当該地域について検討し、地域の課題を整理します。
夏休み期間中に、現地調査を行います。
後期は、ひきつづき文献調査や統計資料調査で当該地域について検討するとともに、当該自治体の財政構造を学び、あわせて地域の課題を整理します。

社会との関わり
地域課題といいますが、その地域の人口や産業の状況、歴史的経緯などが異なりますから「正解」はありません。地域課題を発見し解決するための「教科書」もありません。統計や文献のデータをもとに、自分の目で見て感じて考えることがまずは基礎となります。そのうえで、地域の関係者との協働が必要となります。そのなかで、自分(たち)で考えた処方箋が未熟であったところに気づき、ブラッシュアップしていくという過程を経験することができます。
ゼミ・研究室の魅力
- フィールドワークができる
- ⽂献を読み解く力が身につく
- 論理的な思考力が鍛えられる
- 研修旅行やゼミ合宿がある
卒業論文のテーマ
2024年度新規開講のためテーマはまだありません。
教員のプロフィール

中島 正博
Masahiro Nakajima
大学卒業度、民間企業社員として、出版業兼地域調査に従事。2012年~2018年 和歌山大学経済学部准教授。2018年~2023年 和歌山県上富田町職員。淑徳大学地域創生学部教授を経て、2024年から現職。
- 研究分野
- 財政学・地方財政論、地域経済、地方創生、地方行財政