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自然環境と経済を時空間
マッピング

対象学年
3・4年次
担当教員名
財城 真寿美 教授
Masumi Zaiki
学びのキーワード
  • 気候学
  • 地理情報科学(GIS)
  • 環境変遷

研究の内容

ゼミでは、「環境計測データの分析から持続可能な環境利用を考える」をテーマに、
様々な環境データや社会経済指標データの時空間分析を行っています。
近年の気象データのように、自然環境を計測した膨大なデータが一般に公開されています。このような環境データを、2年次までに習得した統計学や地理情報科学の知識で分析し、身近な環境変化の傾向や特徴について理解を深めていくことを目指しています。さらに、自然環境は少なからず人間活動に影響を受けていることから、自然環境データと社会・経済指標との相互関係を分析・考察して、持続可能な環境利用の可能性について議論を深めて、自分自身の考えをまとめ、発信することを目指しています。

研究の進め方

ゼミは、週に1回実施しています。ゼミのテーマに関連する専門書や論文を輪読して、各自が文献紹介のプレゼンを行い、ゼミのメンバーと知識と興味を深めることから始めます。次に、各自が興味をもったテーマについて、自身でデータを収集し、分析した結果を分かりやすく整理してプレゼンをするスキルを養います。4年次では、ゼミのメンバーと議論を繰り返しながら、研究成果を論理的にまとめて卒業論文を執筆します。

社会との関わり

ゼミで習得するデータの統計分析や空間解析のスキルは、防災やインフラ整備、マーケティングに至るまで、多岐にわたって利用されています。

ゼミ・研究室の魅力

  • フィールドワークができる
  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • 東京ディズニーランドの来園者数と気象の関係
  • 国産・輸入食材のフードマイレージ~身近な料理ができるまで~
  • 東京の気温と土地利用の変化について

教員のプロフィール

財城 真寿美 教授

Masumi Zaiki

東京都立大学理学研究科にて博士(理学)を取得。日本の気象庁設立前の気象観測記録を世界各地で収集し、寒冷な気候が頻発していた14~19世紀ごろの「小氷期」から、現在の「地球温暖化」にいたる気候変動の地域特性について研究しています。

研究分野
気候学、歴史気候学、自然地理学、地理情報科学、科学史
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