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日本経済史・経済発展と社会

対象学年
3・4年次
担当教員名
松本 貴典 教授
Takanori Matsumoto
学びのキーワード
  • 日本経済史
  • 数量経済史
  • 経済発展

研究の内容

時系列で経済現象や社会現象を考えることを得意としています。
日本経済の最も大きい産業分野は第三次産業です。しかし、直接的なデータがあまり残っていないので、第三次産業の発展については解明が進んでいません。この産業の発展をおもに税務統計や日本全国商工人名録のデータに依拠して明らかにしています。
また近代日本の経済発展研究に不可欠な都道府県の県民所得を推計することに研究史上初で成功しており、そこから地域経済発展の様子と地域間格差の変化を考えています。

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研究の進め方

約1万年前に人類は定着農耕を始めました。そこには先進国も低開発国もありませんでした。われわれは1万年前には同じスタート・ラインに立っていたのに、なぜ今日、少数の豊かな国と多数の貧しい国とに分かれてしまったのでしょうか? また豊かなこの日本はどのような軌跡を描いて今日の姿になったのでしょうか?
こうしたテーマをゼミで学習しながら、経済学部生としての力量を高めていくゼミです。そのためテキスト学習だけではなく、関連する映画やトキュメンタリー映像なども豊富に見ます。ゼミ生の希望によっては経済分析手法のマスターなどにも力を入れます(多変量解析や産業連関分析など)。
さらに、「貿易ゲーム」「資産運用ゲーム」などのゲームを行います。年間を通じて、テキストだけ進むのではなく、テキスト回の間に、ゲームや動画やグループワークを挟んで、ゼミ生とも相談しながら授業を行います。
自由度の高いゼミをおこなっています。

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未来のゼミ生へ

「知識を点で覚え、知識同士がつながって線」になり、「線が複数交わって網」のようになったとき、初めて知の領域を面に広げられます。こうした線を増やしていくのに大学時代はまたとないチャンスです。

ゼミ・研究室の魅力

  • フィールドワークができる
  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 学外の人と交流ができる
  • 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
  • 語学力が身につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる
  • 研修旅行やゼミ合宿がある
  • PCを用いた経済分析の手法が身につく

卒業論文のテーマ

  • 電気自動車化のもたらす日本経済への影響――産業連関分析による経済波及効果の実測――(経済学部優秀卒業研究章受賞)
  • コロナ禍における群馬県温泉地域の経済的打撃の大きさの計測
  • 格差と経済発展――ウガンダにおけるホテル起業を通じて私たちができること(ウガンダでのフィールドワーク)――(アジア太平洋研究センター国際交流章受賞)
  • 景気とサブカルチャー――テキストマイニングによる分析――
  • 日韓両国における大学生の意識比較――アンケート結果の多変量解析による分析――

教員のプロフィール

松本 貴典 教授

Takanori Matsumoto

大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中途退学。博士(経済学)。科研費などの外部資金獲得実績多数。
著書『戦間期に本の貿易と組織間関係』(新評論)、『生産と流通の近代像』(日本評論社)、『未踏の領域』(日本評論社;近刊)ほか。

研究分野
日本経済史、数量経済史、グローバル経済史、世界経済史、経済発展、日本経済論、数量経済分析、産業連関分析
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