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マクロ経済モデルを用いた
経済分析

対象学年
3・4年次
担当教員名
内田 雄貴 准教授
Yuki Uchida
学びのキーワード
  • マクロ経済学

研究の内容

ゼミで扱うテーマはマクロ経済学です。マクロ経済学とは、一国全体を分析対象とする分野になります。具体的には、経済格差、経済成長、失業、経済政策、財政問題など、経済全体に関わるトピックスを扱います。
ゼミでは、数理モデルを用いた分析を行います。数理モデルとは、数式から構成される、現実を単純化したものを指します。モデルを分析することで、現実の経済の仕組みを理解し、経済問題の解決などに役立てていくことが可能になります。

研究の進め方

3年次のゼミでは、指定されたテキストの輪読を週1回行います。報告者はテキストの内容をまとめたスライドを作成し、それに基づいてプレゼンテーションを行います。4年次で行う卒業研究に向けて必要な分析手法を身に付けるだけでなく、自分が興味のある研究テーマを探すことが目標になります。
4年次のゼミでは、グループごとに卒業研究を行います。具体的には、まず、研究テーマと分析手法の決定し、分析を行います。そして、分析内容をまとめたプレゼンテーションを行い、卒業論文を作成します。必要に応じて、ゼミの時間外に各自で研究を進めていきます。

未来のゼミ生へ

ゼミでは、現実の経済(データや制度など)を理解した上で、経済現象や社会問題を理論的に分析する力を身に付けることを目標としています。これは、物事を客観的に分析し、考察できるようになることにつながります。身近な経済問題などについて、冷静に自分の意見を持てるようになるでしょう。
また、ゼミではプレゼンテーションを行います。プレゼンを効果的に行うには、どのような順番で説明するのか、内容をどのように説明するのか、など多くの点を考慮する必要があります。プレゼンを経験することで、自分の持っている知識や考えを、正しく簡潔に伝える能力が身につくと思います。

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • ふるさと納税における返礼割合3割規制の理論分析
  • コロナ禍における給付金のマクロ経済分析
  • 政治家の不祥事が投票者の行動に及ぼす影響の理論分析
  • インターネット投票が政策に及ぼす影響の考察

教員のプロフィール

内田 雄貴 准教授

Yuki Uchida

大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。論文: “Political economy of taxation, debt ceilings, and growth” (2021年, 小野哲生氏との共同研究)など

研究分野
マクロ経済学、公共経済学
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