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有機化学研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
横山 明弘 教授
Akihiro Yokoyama
学びのキーワード
  • 有機化学
  • 合成化学
  • 高分子化学
情報発信
> Webサイト 

研究の内容

私たちの身の回りには医薬品やプラスチック、繊維など数多くの有機化合物が存在し、日常生活において重要な役割を果たしています。私たちの研究室では科学の発展に貢献することを目標にして、新しい機能や構造を持つ有機化合物の合成の研究や、新しい有機化学反応の開発を研究しています。

研究の進め方

私たちの研究室では、これまでに誰も作ったことのない、新たな有機化合物を合成しています。新規化合物なので当然ですが、合成方法は確立していません。目的とする化合物が決まったら、まず合成ルートを考えるところから研究が始まります。通常、市販の化合物から出発して、数工程で目的化合物を合成するルートを計画します。それぞれの工程は、構造が似た化合物の反応例を参考にして反応を行いますが、最初は目的物の収率が低くなる場合が多いです。収率を向上させるために条件を変更して反応を行ない、得られた目的物の収率や副生成物の構造と収率を求めることによって反応を評価し、反応液の中で何が起こっているかを考察して、次の反応条件を決めて再び検討する、といった流れで研究を進めていきます。このように実験によって自然の法則や原理を自ら体験し、そして自分のアイディアで自然に立ち向かっていくため、実験科学の醍醐味を味わうことができます。

未来の研究室生へ

研究を始めるときは有機化学の教科書に載っている一部の知識しか持っていなくても、自然と向き合って根気よく実験を進めながら、必要な知識を徐々に増やしていくことができれば、半年から1年後には自立して研究を進められます。大学院に進学して研究を続ければ、ほとんどの有機化合物を合成することができるような知識と技術を身に付けることができます。

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • ヘリセン類似体の合成
  • コロネン類似体の合成
  • ビアリール化反応の開発
  • ラダーポリマーの合成
  • らせん高分子の合成

教員のプロフィール

横山 明弘 教授

Akihiro Yokoyama

1992年 東京大学薬学部卒業
1997年 東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(博士(薬学))
1997-2000年 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2000-2001年 CREST研究員
2001年 神奈川大学工学部助手
2007年 神奈川大学工学部助教
2009年 神奈川大学工学部准教授
2011年 成蹊大学理工学部教授

研究分野
有機化学、合成化学、高分子化学
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