Home 理工学部 │ プログラミング言語研究室

プログラミング言語研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
千代 英一郎 准教授
Eiichiro Chishiro
学びのキーワード
  • プログラミング
  • 知的情報処理
  • 自動化
情報発信
> Webサイト 

研究の内容

卒業研究では、これからの日本でますます深刻になってくる人手不足の問題に対して、IT技術を駆使した情報処理の自動化により各種業務の負担を軽減するしくみの実現を目指しています。自動化には周囲の環境の把握、取るべき行動の計画立案、行動の実施などのステップがあり、特に周囲の環境の把握には、カメラや距離センサ等から取得したデータに深層学習を適用することで必要な情報を抽出するアプローチにもとづいて研究を行っています。

研究の進め方

研究室には3年生の後期に配属され、卒業研究を進める上で必要となる基礎的な知識や技術を学びます。4年生になると卒業研究に取り組みます。3年生の後期に行ったテーマ実験などをもとに、自分が1年かけて取り組みたいテーマを選び、文献調査や従来方法の再実装を通して未解決な技術課題を明らかにします。抽出した技術課題に対して自分なりのアイデアにもとづき解決方法を提案し、その有効性を裏付けるための評価実験を行い、結果を論文にまとめる、というのが基本的な研究の進め方になります。毎週1回行われるゼミではお互いに進捗状況を報告し、研究で行き詰っている点があれば教員や研究室メンバと一緒に解決方法を検討しています。

未来の研究室生へ

卒業研究ではグループで協力しながらひとつのシステムを完成させます。情報システムをゼロから設計・実装する貴重な機会であり、将来SEとして働くことを想定している人にとってはシステム開発の全体像を描くのに役立つと思います。IT系のスキルだけでなくコミュニケーション力や段取り力などの業務に必要となるスキルを養成することも可能です。また、最近注目されているAI/深層学習に興味がある方は、自律移動システム等を題材に、学習データの収集・アノテーション・モデルの選定・ファインチューニング等に関する実践的な経験を積むこともできます。

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく

卒業論文のテーマ

  • 高階差分を用いたループ停止性検査手法
  • 文法推論に基づくシステム仕様からのモデル生成高速化手法の検討
  • 自己注意機構を用いた文書構造把握にもとづく分野横断的生成型文書要約
  • 数式の類似度に基づく計算問題の正答率予測
  • ロボットアームによる書類整理の自動化
  • アーム付き自律走行ロボットによる飲食店の自動配膳
  • 3次元点群を用いた環境把握に基づく自動追従ショッピングカート

教員のプロフィール

千代 英一郎 准教授

Eiichiro Chishiro

日立製作所システム開発研究所を経て、2013年より成蹊大学理工学部に着任。博士(情報理工学)。言語処理系、プログラム解析・検証、データベース、知的情報処理等の研究開発に従事。情報処理学会・ソフトウェア科学会・人工知能学会・ACM等に所属。

研究分野
プログラミング言語、データベース、知的情報処理
ページトップへ戻る