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知能機械研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
小方 博之 教授
Hiroyuki Ogata
学びのキーワード
  • 知能機械
  • ヴァーチャルリアリティ
  • 教育評価

研究の内容

知能機械研究室の目標は、人間の持つ知能や技能などの能力や特性に関わる研究を行い、工学的応用へとつなげていくことにあります。本研究室では、主にロボットや教育分野への応用をめざした研究を展開しています。ロボット分野では、ロボットによる知的作業の実現や、作業理解、作業学習、およびそのためのヒューマン・ロボット・インタラクションの研究を主に行っています。教育分野では、人間の能力の計測・評価、および能力に応じたアドバイス法の研究を主としています。

研究の進め方

知能機械研究室では、学部3年生後期のプロジェクト実習で研究プロジェクト課題にチームで取り組み、卒業研究に必要な専門知識を身に着けます。卒業研究テーマは、4年生に進級した時に面接を行い、本人の希望を聞いたうえで決定します。毎週行われる研究室ミーティングで進捗を確認しながら、設備に恵まれた環境で研究を進め、夏休み前の中間発表、年度末の卒研発表で成果を報告してもらいます。成果があがった場合は国内外の学会で発表して社会貢献する機会もあります。国内の同じ研究分野の研究室が集まって毎年成果を発表し合うワークショップや、他大学の拡大ゼミに参加し、さまざまな学生と交流・情報交換・切磋琢磨できるのも本研究室の特色です。

社会との関わり

知能機械研究室で取り組む卒業研究には「科学」と「工学」の2つの要素があります。科学的な研究は物事のしくみや真理を追究して後続研究に役立てるが主眼なのに対し、工学的な研究は成果を人や社会や環境などに役立てることが主眼です。どちらにしても卒業研究の目標を定めるにあたって「何に役立つのか」という点が厳しく問われます。目標が決まったら、課題をいかに解決するか、そのために実験でどのようなデータをとって、いかに分析するか、いかに期限までに計画的に行動するかなどを考えて実行に移し、最終的に卒業論文が完成します。卒業研究に1年間取り組んだ後は、自分が大きく成長し、後輩を指導したり社会に出ていく力を身に着けたことをきっと実感するでしょう。

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 学外の人と交流ができる
  • 他のゼミ・研究室⽣との交流がある
  • 語学力が身につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • 異常検知手法を用いたカンニングの検出
  • 深層ニューラルネットワークによるサフラン収穫ロボットの開発
  • 棒を介して行うhaptic retargetingにおける人間の知覚特性の解明
  • 歩道移動ロボットの開発
  • トンネル通過時の錯視を利用した提示前庭感覚ウォッシュアウト法
  • 生成AIで合成した顔画像が目視による本人確認に及ぼす影響の分析
  • 寄り添い型ペットエージェントの開発
  • VRスキーにおける人間の体性感覚と視覚の関係の分析
  • コンピュータ利用型テストにおけるVRヘッドセットの装着の影響の検証
  • 音楽聴取による感動における単純接触効果の影響の分析

教員のプロフィール

小方 博之教授

Hiroyuki Ogata

2001年 成蹊大学工学部助教授
2008年 成蹊大学理工学部教授
2019年 早稲田大学招聘研究員

研究分野
ロボット工学・人工知能、教育評価・テスト理論、ヴァーチャルリアリティ、人間工学
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