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音声情報研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
世木 寛之 教授
Hiroyuki Segi
学びのキーワード
  • 音声信号処理
  • 音楽情報処理
  • パターン認識

研究の内容

近年、LINEやメールなどの言語情報のコミュニケーションが盛んですが、音声は、言語情報だけでなく感情などの非言語情報を包含していたり、短時間で多くの情報を伝えられたりといった大きな利点があります。本研究室では、音声のこのような性質を利用し、人にわかりやすい情報提示や使いやすい情報受容を実現することを目的として、音声合成(文字を音声に変換する技術)や、音声認識(音声を文字に変換する技術)などの音声処理技術の研究に取り組んでいます。

研究の進め方

これまで生きてきた中で、不便だと思ったことを解決できれば、それが卒論のテーマになるはずです。卒論のテーマが見つかったら、あくまでも”研究”を行っていただくので(レポートの作成ではない)、これまで他の人が行った関連研究を丹念に調査していただくことで、自分の行う研究の位置づけを明確にしていきます。

社会との関わり

当研究室では卒論のテーマをご自身で探していただきます。
卒論のテーマを自分で探す理由ですが、人生において、プランニングが一番重要だと考えているからです。にもかかわらず、プランニングを自分で行う機会は、これまであまりなかったのではないかと思います。高校や大学の多くの授業では、同じ課題を与えられ、それをどれだけ速く解くかが問われていると思いますが、会社に入ると1人1人みんな違った課題に取り組みます。インパクトの少ない課題を解いても、あまり評価されません。一方、インパクトが大きくても、自分に向いていない課題や、誰も解けない課題に取り組んだら、ただ時間を浪費するだけです。したがって、どんな課題に取り組むかの選択眼が非常に重要であることを、卒論のテーマを自分で探すことにより理解してほしいわけです。
自分で決めたテーマは就職活動の際にも自信を持って話せると思いますし、自己紹介や志望動機を作成したり、会社に入ってお客様に自社の製品をアピールしたり、上司に自分の行っている仕事を説明したりする際に非常に役立つと思います。

ゼミ・研究室の魅力

  • フィールドワークができる
  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • 早聴きのための音声合成システム

教員のプロフィール

世木 寛之 教授

Hiroyuki Segi

1996年、NHK入局。山口放送局を経て、1998年より放送技術研究所に勤務。2009年米カーネギーメロン大学客員研究員。2015年成蹊大学理工学部准教授、2017年より現職。文部科学大臣表彰科学技術賞、前島密賞などを受賞。博士(工学)。

研究分野
音声合成、音声認識、音楽情報処理、パターン認識
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