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細胞分子デバイス研究室

対象学年
3・4年次
担当教員名
久富 寿 教授
Hisashi Hisatomi
学びのキーワード
  • 分子医薬
  • がん
  • 細胞工学
情報発信
> Webサイト

研究の内容

医学, 薬学関係の研究内容が中心です。「こんなことがわかれば治療に役立つだろう」とか「これができれば新しい治療法の開発に活かせる」、そんな気持ちで研究しています。「がん」や「炎症」に加え、糖尿病の治療やネコの貧血薬の作製など、幅広いテーマを同時に進めています。どのテーマも研究成果を病気の治療に役立たせるのが目標です。自分の関わった実験で誰かが喜んでくれたら、素敵ですよね。

研究の進め方

テーマは学生と先生が相談して決めています。テーマが決まれば学生主体で実験が進められます。研究室は週6日開室しています。常識の範囲でいつでも実験ができます。学生は自分の予定と相談しながら研究室に来ます。週6日研究室に来る学生もいれば、ある週はまったく来ない学生もいます。実験は基本的に個人で進めますが、実験室には仲間がいることもあります。実験室が6つ(試薬調整室, 培養室, 第2培養室, 泳動室, タンパク質解析室, P2 room)に分かれているので、わいわい言いながらの実験はありません。ただ、学術論文をみんなで読んだり、実験の進捗の相談をしたり、学生部屋は賑やかです。7月末と2月に学科としての研究発表会があり、それに向けてスケジューリングをします。実験がうまく進んでいると学部生でも学会発表のチャンスもあります。

未来の研究室生へ

「楽(ラク)」してすごい成果が出るなら、とっくに誰かが発見しています。「楽しい」は大切ですが「楽(ラク)」では成果が伴わない。だから努力するための「スイッチ」を見つけましょう。「スイッチ」さえ見つかれば、無理だと思ってもやってみればできるものです。やるのを嫌がって、自己限定していると視野も狭いまま「楽(ラク)」を追求する人になりかねない。苦しいこと、嫌なこと、辛いことも成果が出れば、そう感じることも少なくなっていきます。しかし、努力の方向を間違えると志に成果が伴いません。方向性を見極めて「スイッチ」を入れて努力するように心がければ、必ず努力が報われると思っています。

ゼミ・研究室の魅力

  • ⽂献を読み解く力が身につく
  • プレゼンテーション⼒が⾝につく
  • 論理的な思考力が鍛えられる

卒業論文のテーマ

  • がん/非分泌型IL-8による細胞死誘導機序の発見
  • がん/HIF-1α ASVによる細胞死誘導機序の解明
  • ネコ腎性貧血/Erythropoietin遺伝子のネコ培養細胞へのゲノム編集による挿入
  • アルツハイマー/酸化ストレス状態下におけるタンパク質凝集体の誘導を介した細胞死の発見
  • 再生医療/iPS細胞によるErythropoietin産生細胞の作出

教員のプロフィール

久富 寿 教授

Hisashi Hisatomi

一般企業を経て大学教員になりました。そのため、効率や社会常識などが気になります。

研究分野
がん、分子標的治療薬、細胞生化学
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